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ASIAの独り言

在米ジョミブル者の独り言。全て自己責任でお読み下さい。
最強の美容師
ねえねえ、ちょっと聞いてよ!(ー△ー)ノ”

声を大にせずにはいられない。

昨日のことですよ。あるお仕事で研究者の都合で今までやってきた解析を全部一から違うソフトでやり直さなくちゃならなくなってですね。でも論文の締め切りが近いんでだらだら時間かけてられなくって、我ながらスゴイ頑張って仕上げたですよ。「エッ?!もうできたの?ホントに?!信じられない?!ASIAでかした!(別に出産はしてません)」って驚きの声を頂いたです。あまりに疲れきったのでこの場で自分を誉めてみた!

まあとにかく、普段だらけてばっかりのワタクシが珍しく頑張ったりしたもんで、それで頭脳がかなり疲弊したですよ。しゅ~って感じにね。で、C子さんご夫妻は今週も都合が悪くて、S君はPCのパーツがどれだかぶっ壊れて遊ぶどころじゃないっていうんで、久々に宿六と二人きりで食事にでも行こうかねってことになってですね。最近ウチの夫婦が外食するときって二人きりのことは殆どなくて大体他のお友達と一緒に遊んでるときが多いのです。お仕事も頑張ったし、金曜日だし、ああそういえば髪が随分伸びて切る機会がなかったので、ショッピングモールにでも行ってそこの美容院で髪きって、ウインドウショッピングでもして、割に美味しいという話のピザ屋さんがあるのでそこでご飯にしようかねっていうことになりましてね。その街はウチから40分くらいかかるんですが、まあウチって都内から離れているのでまともなところに食事に行こうと思ったら最低それくらいはかかるんです。

で一応行く前にモールの美容院の電話番号を調べて7時に予約を入れたです。金曜日の夜だからどこも一杯で、そこしか空いてなかったんですね。

で、まずモールに着いて美容院に直行したです。出てきたのは一言で表現するならヘヴィメタさん…男の人なんですけど、髭面の上に髪はヒッピ~のようにダラ長く、はだけたシャツやまくった袖からは刺青が見えまくり、変なアクセサリーも下げてるし10本の指全部にシルバーの指輪、その上爪は黒のマニキュアで塗られてましてね。ちょっと小太りではっきり言ってどれも似合ってない(--;)え~この人が切るの?って一瞬尻込みしたんですがその時点でもうなんでもいいから早く髪切ってサッパリしてご飯食べに行きたい!って感じだったのでまあいいかと。

在米の日本人はこぞってこちらの美容師はスゴイヘタクソで毎回日本に帰るまで髪を切るのは我慢しているっていう人もいるくらいなんですけど、ワタシは特にこだわらないタイプです。日本の美容師さんは確かにこちらの美容師さんに比べて(日本人の髪を切るのに慣れてるし)涙チョチョ切れる程上手いと思うんですが、実際住んでるのはアメリカなのでこだわっていてもしょうがないですしね。いつも安いところで適当にジャキジャキ切ってもらってるので、今回もとにかくジャキジャキ切ってもらってサッパリしよう、みたいなね。

シャンプーはまあ普通でしたよ。でどんな感じにしたいですかっていうので「とりあえず長さはここらへんくらいで…あ、あと沢山レイヤー入れてください、真っ直ぐに切ると重くなるので」と告げましたらその人はやけに「では後上がりのボブですね?」みたいなことを強調するんです。何度も繰り返すのでああこの人はどうしても後上がりのボブに切りたいのかなと思って「はあそんな感じでいいです。で後沢山レイヤー入れてくださいね」と適当に答えたんですがね。

そうしたらそのヘヴィメタさん、自分用に椅子を持ってきた!エッ…座りながら切るの?(--;)アメリカに住んで長いですけど、普通のヘアカットで座って切る人なんて初めて見ましたよ。そのときアレ…ってちょっと思ったんですけどね。

それで洗った髪を一応小分けにしてクリップで留めるじゃないですか。だけどホラ、日本人の髪ってこちらの人の髪より重いのに、この人クリップ二つだけで留めようとするんだけど、留めても留めても落ちてくるんですよ。しかも髪の捻り方もネジってネジってネジってネジってネジって…って感じでスゴイ時間かかるんです。で、留めた後も落ちてくる髪をいちいちよけたりしてね。段々雲行きが怪しくなってきたヨ…(--;)

それで上の髪をクリップで除けて一番下の層(?)から切っていくわけなんですが、鋏の音がしないんですよ!つまりどういうことかっていうと、まず櫛とかで真っ直ぐになるように髪を指で挟んでそこをチョキって切るわけじゃないですか?その人、なかなか真っ直ぐに指で挟めないらしくて、ほんの少しずつ髪を挟んでは何度もその時点でやり直してるぽいんです(後だから見えないんだけど感触で)

で普通のアメリカ人の美容師さんなら、櫛でしゅしゅしゅと3~4回くらいでチョキ、ってなるところをこのヘヴィメタさんはしゅ…しゅ…しゅ…しゅ…しゅ…しゅ…しゅ…(沈黙)しゅしゅしゅしゅ…しゅ…しゅ…しゅ…しゅ…しゅ…(沈黙)しゅ…しゅ…(沈黙)(沈黙)(沈黙)チョ…チ…(以下繰り返し)

てな感じなわけですよ!要するに櫛も鋏もヨロヨロなの!この人どう考えてもシロウトだよ!貴様その刺青は伊達かよ!(あまり関係ない)

そうやって髪を弄繰り回しているうちに上からまた留めた筈の髪がパラパラ落ちてきたりして、それをまた戻すのに時間かけてたりして、そうやっているうちにせっかくシャンプーした髪も段々乾いてきちゃってね(--;)それで水のスプレ~でシュシュシュ~って霧吹きかけるんですけど、それも首筋に向けてかけるかけるかけるって感じで首の後がベッタリ濡れて、その上背中にまで水滴がつ~って垂れてきて、寒い!(((゚д゚;))) ナニやってんだこの人は…。

隣とか向かいの人はワタシが座ってから新しいお客さんがきて、シャンプーもカットもスタイリングも済ませてありがとうございました~って送り出してるのにワタシのところは四分の一も済んでいない状態(--;;;;)

隣で髪をチャキチャキ切っていた赤毛のオバサンが、ときどきチラチラとヘヴィメタさんを不安そうな顔つきで見守っているわけですよ。見てられなかったんじゃないかな~そのうち見かねてその赤毛のオバサンが指導にやってきた!

「ホラ、ここをこうやって分けて押さえると、こうやって綺麗に線が出るでしょ、でそこをチョキって切ればいいのよ」みたいなことを小声で指導してるんです。あ、あの~ワタシは練習台のボランティアじゃなくて客なんですが…(--;;)

でもね、このヘヴィメタさんはシロウトすぎるのかなんなのか、教えてもらったとおりに出来ないんですよね。「ホラ、ここで髪を持ち上げて、で頭に小指をつけながら支えればしっかり動かずに持てるから、でここで切るのね」とかいって懇切丁寧に赤毛オバサンが教えてくれるんですよ。チャキ、って髪を切る鋏の音も軽快でね、この人にならワタクシの頭を任せてもいいです…ってうっとりものですよ。で赤毛オバサンは自分の客の髪切り(オバサンその都度自分の客をほったらかして指導に来るもので)に戻っていくんですけど、ヘヴィメタさんが同じようにやっても(というかやろうとしている)小指の感触がないの!ヘヴィメタさん、小指小指!(絶叫)小指使いナヨ!なんで教えられたとおりにできないの!

結局赤毛のオバサン、5分おきくらいに自分の客をほったらかしてはいちいち指導にくる始末。ほったらかされたそのお客さんは「一体どんな難しい注文出したんだろう」てな感じでワタシのほうをじろじろ見るんですが、あのワタクシはただ髪を切ってくれって頼んだだけでそんなややこしい注文は…(--;;)その5分の間ってのはヘヴィメタさんが髪をいちいちしゅ~しゅ~しゅ~しゅ~しゅ~チョ…(ヨロヨロ)が続いているわけです。

しかも赤毛オバサンの指摘するところ、ヘヴィメタさんは髪を留めるクリップも用途と違うのを使っていて(だから落ちてくる)髪の分け方もこれじゃ髪の流れと逆だからこうしなさい、とか指導されてるんです。この人一体どれだけシロウトなの…なんでこんな人が美容院で働いてるの…と色んな疑問が沸き起こる中ASIAさんはひたすら忍の一文字で座ってるわけですよ。ヘヴィメタさんたら物凄く物分りが悪いタイプらしく、言われたとおりにできないもので、ヘヴィメタさんが左側をチョ…チョ…(ヨロヨロ)とやってる反対側を赤毛のオバサンが「ホラ、ちょっと見てみて、こうやるのよ」って二箇所違う方向に後頭部の髪の毛引っ張られて、ちょっとアナタ方!ワタクシマネキンじゃなくてその髪には生きた頭がついてるんですが!(爆)これってなんですか?新手のドッキリ?(--;;)

しかも一番腹が立つのが、このヘヴィメタさんたら自分のヘタクソさを棚に上げようとするんですよね。「ちょっと時間かかってすみません、でも懇切丁寧に切っているんですよ。何度も何度も確認しながら…そこらのジャジャジャジャって適当に切っちゃう人とは違うんです」とか抜かしやがるの!黙らっしゃい!(゚д゚) もうなんでもいいから早く切ってよ!さっさと切ってよ!その鋏よこせ!もう自分でやるよ!…と腹の中で思いながらも口に出せない奥ゆかしさよ(ちょっとウソついてみた)シロウトならシロウトで「まだ駆け出しなもので…」みたいに素直だったらまだ許せたんですがこいつはそういうタイプではないらしいです。

その時点で既に一時間経過。ワタクシの頭は半分もオワッテイマセン。

結局ヨロヨロ鋏と赤毛オバサンの講習は続き、赤毛オバサンも向かい側の美容師さんも(ホモぽいけど清潔そうで頼れそうな感じ)も三人くらい切り終わっているのにワタクシはまだまだ終わらない…。

もう赤毛オバサンもさすがに業を煮やしたのか、ヘヴィメタさんを「よく見ててね」と牽制した後ジャキジャキワタクシの頭を切り始めました。もうこの時点でこそこそワタクシに隠してもしょうがないと思ったのか、ヘヴィメタさんへ大声で指導しながらですよ(爆)チャキチャキチャキ~と鋏の音の軽快さよ!あ~これだよこれ…もうジャンジャンイッチャって~と少しホッとするワタクシ。疲労困憊の上腹も減ってこっちはもうフラフラですよ。目も虚ろで「大丈夫ですか~?」と赤毛オバサンに生死を確認されるありさまです(爆)

で赤毛オバサンが切り終わって、ヘヴィメタさんがスタイリングを始めたんですが、あれ~そのドライヤーの使い方ってなんかワタシが家でヘタクソにやるのと同じだよ…(要するにシロウト)それなのにスタイリング剤みたいなのは2、3種類くらいつけられて溜息ものです。ところがスタイリングが終わってからも小さな鋏を持ち出してまたチョ…チョ…ってやってるんですよ。もうなんでもいいからここから出して!気が狂いそう!(号泣)

そんでスタイリングが終わってからもヘヴィメタさん、赤毛オバサンに「こんな感じでどうですか」とかいって確認してもらってるんです。あ~終わったかな、と思ったらいきなり赤毛オバサンはドライヤーと違うブラシを取り出して更にスタイリングを始めた!(爆死)しかしあ~これだよこれ、コレがプロのブロードライってやつですよ、なんたって髪の毛を引っ張る方向がヘヴィメタさんと全然違うんですよ。でしゃしゃしゃしゃ~とスタイリングされ…更に違うムースをつけられ…ワタクシの頭は色々混ざり合った異様なかほりに(爆)

向かい側で髪を切ってるホモ美容師さん(お願い代わって)が「前髪いい感じだね~」とワタクシの表情を読み取ったのか取ってつけたようにホメてくれたりしましたがもう何でもいいから黙って終わらせてくださいって感じで。つかこのヘヴィメタさんどう考えてもこの美容院で浮いてるんですよ。「このお客さんまだいるの?可哀相に…」って感じで他の美容師さんが通り過ぎていくんですヨ!同情いらないから誰かタスケテ…(とほほ)

やっと終わって後ろの確認のため手鏡渡されたんですけど、もうワタクシちらと見ただけで「ああもう全然これでいいですハイ」投げやりな一言。イメージしてた髪型となんか全然違ったんですけどもうこれ以上ここにいるのは我慢できない…。ワタクシがイメ~ジしてたのはまあ分かりやすくいうと草薙素子みたいな感じ(軽くて楽だから)だったのですが鏡の中の自分を見たところ「ああオカッパも久々ね」ってしみじみ感慨(爆)あれだけ「ここらへんから入れてください」と強調して頼んだ筈のレイヤーは何処。

普通のカットなら30分もかからずに終わるのですが、2時間もかかりました。こんな美容師初めて…7時に来て…終わったのが9時5分前…つかモールは9時に閉まるんですよ!赤毛オバサンが切ってくれなかったら一体何時間かかったんだろう…考えるだけで怖いです。このヘヴィメタめ(--;)もうとにかく脱出のみを考えてレジによろよろ~と近づいたらヘヴィメタさんが「タダでいいです」って言うんです。勿論こちとら「え、いいんですか?」と一応形だけ(爆)財布を出すフリはしましたが勿論これで代金請求されたら暴れ出そうかなと思っていたくらいなので平和に済んでなによりですね。手元に現金があったなら赤毛オバサンにチップを置いていきたかったのですが残念なことに現金がなく(チップは大体カードで一緒に支払っているので)

しかしヘヴィメタさんのこの後の一言がまた余計!

「ええ、ちょっとミスコミュニケーションがありましたし…」

この後に及んでなにその言い逃れ!コミュニケーションに問題があったって、それってつまり客のワタシとあなたの間の意志の伝達に問題があったってことじゃないの?!つまりそれってワタシのせいってこと?!

体格の差も忘れ思わず暴行に及ぶところでしたが腹も減ってたしもう色々とアホらしくて(自分の理性が憎い)ひたすらその場を脱出。その間宿六は一人で楽しくウインドウショッピングしてたらしいですよ(--)まあ随分と予定より時間が遅くなったもので人気のピザ屋に並ばずすぐ入れたのは良かったですけど…。

家に帰って、上の髪を上げてみたら下の層の右と左の長さが素人目にもはっきりと分かるほど違ってました…まあいいけどね…髪は伸びるし…しかし何の因果で美容師になることにしたのか分からないけどあの人はほっといてもそのうちクビになるだろう…。

日記に書くネタが出来ただけよしとします(ポジティブ・シンキン!)
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