ASIAの独り言

在米ジョミブル者の独り言。全て自己責任でお読み下さい。
溶けてゆく泥舟(ーー;)
完全に沈み行く泥舟である職場ですが、沈みながらいよいよ水中分解の段階に入ってまいりました(--;)

現在の職場から更に大物研究者が三人脱出していくことが公式に発表されまして、まあそれ自体は前々から分かっていたことだから良いのですがね。三人とも前の大ボスが移籍していった先の大学に行くにしたわけです。他所の大学も色々面接受けてオファーも出たらしいのですが、やりたい研究の環境が整っているかどうかというのはとても大事な要素でございますからね。先に移った大ボスが環境を整えながら、更に子分を呼び寄せたという形です。日本の大學はどうか知らないけれども、アメリカだと研究者が大学を変わる、転職するってのは非常に良くある話で、一般企業の人が3~5年くらいのスパンで転職するところを、大学の研究者だと8~10年くらいのスパンで移動する感じです。研究者ってのは弟子を抱えていたりラボを持っていたり、一般企業に比べるとしがらみも沢山あるので転職の頻度も低いですが、それでも他所の大学に引き抜かれたりしてそれなりにあちこち移動するのですね。

メインの研究者がどんどん抜け落ちていく中、現在ワタクシが所属しているセンターそのものの存続も空前の灯火。前にも書いたのですが、研究者が出て行くってことはその研究者の研究に出ているお金も一緒に移動していくってことなので、その分更に人が減るわけです。その上、噂によると大学側は今現存する沢山の遺伝関係のセンターを全部ひとつにまとめて巨大な遺伝研究センターを作ろうとしているらしいです。要するにコストカットが目的なんですけどね。そんでそのトップに立つリーダーの候補者を他所から面接に何人も呼んでいるのですが、ワタクシですら名前を知っているくらいの大物を候補に挙げているんですけど…そんな凄い人達を雇えるようなそんなお金、現在のうちの大学にはそれこそ逆さにして振ってもどこにもないと思うんだけどどうすんのかしら(--;)だって大学規模で250億円相当の赤字ですよ。

あ~それでね赤字といえば、普通研究者レベルの人員が辞めるときは、大学の更に上層部に「こんなオファーを貰いました」って報告するのが常なのですね。そんでもって、大学側も様式美というか、辞めていく人がどうするかはおいておいて、とりあえず辞めていく人を引き止めるためのカウンターオファーってのを出すわけです。お給料増やすから残ってください、みたいなね。要するに駆け引きです。ヒラでも似たような駆け引きをする場合があるのですが、研究者レベルの人の場合はもう必ずそういうやり取りがあるらしいのです。そういう駆け引きをしないと大学を怒らせる場合もあり、たとえ辞めていくとはいえなるべく将来の揉め事のタネは減らしておきたいと思うのが人情。しかし、最近脱出することが決まった三人の研究者のうち、二人には待てど暮らせどカウンターオファーが出なかったという話。これは非常に珍しい、というか前例にないことなのですが、要するにカウンターオファーを出せるような金が大学にないわけなのであります。情けないを通りこしてなんというかね、もう…。それで三人目の研究者、現在のワタクシのボスであり、夏までは今のセンターの所長代わりを兼任しているDさんがいるのですが、その人に辞められたら大学側は本当に困るので血眼になってカウンターオファーを出してきた…らしいのですがその内容ってのがちょっと前代未聞な内容で(--;)Dさんの辞職の決意は固まっていたのですが、大学側から「いったいどうしたら大学に残ってくれるのか」という質問に対し、「一緒に研究していた仲間達もいなくなり、スタッフも一人残らず辞めていっちゃって、どうやって研究を続けろっていうんですか」というような返事をしたらしいのですね。普通カウンターオファーってのはお給料上げますよとかそういう内容なんですが、Dさんのカウンターオファーの内容をかいつまんで言うと、

(1)センターに一億円の予算をあげます
(2)そのお金で辞めていったスタッフを雇い戻しなさい
(3)同じお金を使って、今回辞めていく他の二人の研究者のカウンターオファーに使いなさい

…という内容だったらしいのですが…。まず第一に、今の大学に一億円出せる余裕なんてどっこにもないのであります。だからその約束自体が口先三寸というか嘘八百というか明らかに現実的じゃないのですが、更にその金でスタッフの雇い戻しだなんて…。だって辞めていった人達が戻ってなんてくるわけがないんですよ(--;)みんな先見の明ってやつで、予算カットの嵐で未来がないと悟って逃げ出していったんですからねえ。更に大学が金を出せないから他の二人のカウンターオファーをどうにかしろだなんて…。あ~この大学はもう駄目だ…としみじみ思ってしまいましたね。

そんでもってこれは今日知ったのですが、大学内のITサポート関係を全てカットすることが決定したようです。そんでDELLに外注するんだってさ!だから現存するITサポート関係のスタッフは、DELLに雇ってもらうか、失業。…ということが決まったんですとさ…。今ウチの部にもたった一人PCアドミンの人が残っているのですが、事実上近いうちに大学からは解雇が決定しちゃったわけです。それだけじゃない!現存する大学内のパソコンは全てソフトに至るまで規格統一化されるんですと!!これは大問題!!だって研究関係ってのは、他所が使ってないソフトをテストしたり自分達で書いたりするわけですよ。規格統一されたら困ることが一杯出てくるわけです。勿論コストカットが大事なのは分かるのだけれども、こういう決定をしちゃう上層部の人って、Outlookとワードくらいしか使ってないんじゃないかな…。元々この大学に残ろうと頑張っているスタッフっていうのは、福利厚生、たとえば健康保険などがしっかりしているのでそれ目当てって人が多いんですけれども、それがもう期待出来ないとなったらわざわざDELLに雇われなくても他所に転職を考える人は当然出てくる筈。仕事が出来る人であればあるほど転職先には困らないので真っ先に辞めていくことでしょう…。つまりは近い将来ITサポートの質も更に低下するわけですよ。今でさえひぃひぃ言ってるというのに!(ーー;)しかも、サポートをDELLに外注するってことはですよ、マックを使ってる人達は多分アウトですよね。研究関係は結構マック使いが多いし、どうするんでしょ。全員ナニが何でもDELLのPCを使うように!って強制されるんでしょうか。まさかそこまでにはならないとは思いたいですけど…。でもなんかもう混沌とした悪夢が目の前に見えるようですよ。だってさ以前DELLのカスタマーサポートに電話したら殆どインド人が出てきたんですよ。要するにカスタマーサポートをインドに外注してるのではないかと…珍しくない話。今でさえLINUXもサポートの人がいなくなっちゃって、代わりのサポートをしてくれてるグループもイマイチ問題を解決出来なかったりして苦労してるっつ〜のにこれ以上悪くなるってどういうこと…。もうねそのうち研究者も全部外注になっちゃうんじゃないかとかしょうもないジョークが出てくるほど現存スタッフは疲れきっております…。残ってる人も、拾ってくれた先の研究者が辞めることが決まって、また失業しそうなので仕事探さなきゃ…なんて人もいたりして、オフィスに出向くだけでそのお通夜のような雰囲気に生気吸い取られそうです。元気なのは移転が決まった人達のみ。なんかねもう顔の輝きが違います(笑)ツヤツヤしてますよもう。

そんな中、他所の部門のある研究者Aさんからちょっと将来についてお話しませんか(迷訳)というメールが来たので断る理由もなし、アホ面下げてのこのこ出向いていったんですけどね。そのAさんはウチのグループとも結構共同研究してる人なんだけれども、直接話したことは殆どないんですよね。そんで出向いてみたらAさんどうやらワタクシを雇いたいらしいのですね。引き抜きってほどじゃないけど、ホラ今ワタクシのしてる職種の仕事をしてる人って大学内探しても殆どいないんですよ。だってみんな辞めちゃったからね。だから遺伝データの解析をしようと思ってもプロがいないので困ってる人が結構いるんです。もともとは自分のラボで専属のアナリストを雇えるような予算のないミニ研究者(?)のためにウチのセンターがあったわけなんですけど、なくなっちゃったからね。だからこの機会にワタクシを攫ってしまおう!(意訳)とそういうお話だったのですが。30分くらいでお話終わるのかと思ったら1時間15分も!しかもAさんは自分のラボのプログラマ〜兼アナリストの人を同席させてたんですが、まあ悪い人じゃないんだろうけどその女性を一言で例えると「濡れ布巾」とでもいいましょうかなんというか…とても一緒にお仕事をしたいとは思えないタイプ(ーー;)しかもその人いつ離席するのかなと思いきや、最初から最後までずっとべったりといたもんだから、Aさんに本当に聞きたかった肝心の質問(給料とか給料とか給料とか)もロクに出来ませんでしたよ。まあ本気でAさんに引き抜かれるつもりはなかったのでいいんですけどね。

そんでせっかくAさんのオフィスまで遠出したんだから、と思って近辺のオフィスの名札を見たら、出るわ出るわAさんのご近所さんは昔のボスの敵ばっかりでございました。あ〜いい経験だった…と思いながら帰ったのはいいんですがね。

その一週間後、現在のボスであるDさんからメールがありまして。どうやらAさんの所属するグループから、経理の人あてに、ワタクシのお給料について問い合わせがあったのだとか。なんでそんなこと聞いてきたのかっていうと、なんかねウチの大学のDNAバンクが今度大手の製薬会社(あえて名前は伏せる)と共同研究することが決まったらしいんですね。そんでワタクシの勤務時間の半分をそのプロジェクトに充てるリクエストを今出す準備中なんだとか…。しかもそれ、当のワタクシにもボスにも全くなんの打診もなく、勝手に話が進んでたようなのですね。もうねボスのDさん大激怒。こっちに何の断りもなしに勝手なことしないでクダチャイ!と早速お怒りのメールを出してました。まあね研究プランが固まる前に予算申請ってことで適当に誰かの名前を載せること自体は当然よくあることなんですけど、一言もなしにってありえないよ。しかもね、よくよく考えてみたらウチの大学にはゴリ押しでウチのセンターを潰してまで新しく作ったデータ解析サービスを提供する新しいセンターってのが出来たんですよね。だからそういうリクエストはそっちに出さなきゃいけない、というかまあ強制じゃないんだけど大学としてはそれ推奨。つかねさっきワタクシと同じ仕事やってた人はみんな辞めちゃった…って書いたけど考えてみたらそれは正しくなくて、昔のマネージャーがその新しいセンターに転職したのでその人がいるじゃないって感じなんですよね。まあね正直その人はマネージャーではあったけれども人間関係でも恐ろしく評判が悪くて彼女が嫌で辞めてった人もいるし、仕事面も特に…という感じの人ではあったんですけどね。その人の存在が忘れ去られている時点で言うに及ばずって感じなんですが。

要するにナニが言いたいのかっていうとざまあみろっていう(笑)誰にかって…もうね全てにとしかいいようがない(ーー;)

ワタクシは7月あたりにはそろそろ身の振り方を決めないといけないのですが、今現在立っている地面がガラガラと崩れていくので、その崩れ具合によってどこに着陸するか決めることになりそうです。要するに様子見。ここまで来てまだ様子見てんのかよ!って感じですが、それ以上の気力なんぞ残っちゃいないのでありますよ…。まあ困ったことにはならなそうだからいいんですけど。

職場のことでは一杯書きたいことがあるのですが、なにしろ色んなことが一度に起きるのできちんとまとめるのが難しく、読み返してみても意味の分かりにくい日記なことこの上なし(ーー;)DさんAさん大ボス元ボス今ボスナニがなんだか分からんね…(ーー;;)

めまいも相変わらず超軽いものではあるのですが時々起きてます。ストレスには強いタイプなんですけど、ここのところ続く仕事でのストレスでもしや高血圧!とか思ったり。でも宿六もめまいがするって言ってるから、新しい花粉症かもしれません…。偏頭痛よりはマシですけどねぇ〜(ーー;)やっぱ年かしら。


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