本日はとことんえろを追求する方向で訪問販売のセールスマンネタです。今回は文章だけ、後日出来れば絵か漫画をアップする予定。アホなノリで考えただけのブツですので、当然のことながら設定はとってもいい加減。爛れた大人の情事的な感じを演出するために今回気を使ったことは:
★あえて名前を出さず「僕」「彼」「セールスマン」「お客様」限定にしてみた
★背徳感を出すなら「奥さん」ですが、たとえ妄想であっても不倫・浮気は好かないので代わりに妹設定を出してみた
★はぴーえんどに持ち込むための設定にはこだわらず、とことんえろ設定にのみこだわってみた(オカされた!という部分を強調するため、セールスマンが事後優しくナイ)
★「オカされている」ことを強調するために、「僕」の台詞が多少女々しい(当社比150%)
あとはまあ色々お約束ってことで…(^3^)
そんなわけで、昼下がりのジョ~ジじゃなくて情事↓いってみよ~☆
★あえて名前を出さず「僕」「彼」「セールスマン」「お客様」限定にしてみた
★背徳感を出すなら「奥さん」ですが、たとえ妄想であっても不倫・浮気は好かないので代わりに妹設定を出してみた
★はぴーえんどに持ち込むための設定にはこだわらず、とことんえろ設定にのみこだわってみた(オカされた!という部分を強調するため、セールスマンが事後優しくナイ)
★「オカされている」ことを強調するために、「僕」の台詞が多少女々しい(当社比150%)
あとはまあ色々お約束ってことで…(^3^)
そんなわけで、昼下がりのジョ~ジじゃなくて情事↓いってみよ~☆
ピンポーン
チャイムが鳴った。そういえば今日は訪問販売のセールスが来る予定だったことを今になって思い出した。妹が僕の荒れた手を見て、ハンドクリームを勧めてきたのだ。そんなものスーパーでも買えるじゃないか、と思ったが、先日妹が友人からそこのブランドのサンプルを貰って大層気に入ったらしく、ハンドクリームの使い心地が良ければ他のスキンケア商品もも試してみたいらしい。僕に買わせて試させれば損はないというわけで、妹らしくちゃっかりしている。問題はそのブランドが店頭販売を展開しておらず、訪問販売での契約のみでしか購入できないということだ。妹はまだ高校生なので訪問販売が来る時間帯には家にいないことが多い。僕は在宅勤務なのでその点は全く問題はない。
「はい…」
扉を開けると、いかにもセールスマンという感じの男がそれらしい鞄を手にして立っていた。ついうっかり見蕩れてしまいそうになったほどに綺麗な男が。こういった高級ブランドはイメージが大事だというし、やはり営業の見かけも大事な要素なのだろう。と一瞬頭で考えてしまったくらい、彼は美形だった。さらさらと輝く黄金色の髪は軽く目にかかる程度に切り揃えてあり、翡翠のような碧色の目と良く似合っている。手足も長くすらりと長身で、仕立ての良さそうな高級スーツを全く違和感なく着こなしており、またそれが嫌味じゃなく自然に馴染んでいる。
「お忙しいところ大変申し訳ございません。お電話いただきまして伺いました、シャングリラ・スキンケア…」
爽やかな営業スマイルを浮かべ、途中まですらすらとお定まりの口上を述べたところで、セールスマンの顔が僕を見つめたまま硬直した。口をぽかんと開け、目を瞠り僕の顔を見つめている。
「…?何か?」
何か、僕の顔についているだろうか??妹はいつも「お兄様は自覚がないから困りますわ」などと言うくらいだから確かに僕は色々と間が抜けているのだろうと思う。でもセールスマンの反応はなんだか随分妙だった。
「…いえ、なんでもございません、大変失礼いたしました」
たっぷり五秒くらいしてセールスマンははっと目が覚めたかのように目を伏せた。その頬が僅かながら紅くなっているのは気のせいだろうか?何事もなかったかのように彼は滑らかに訪問販売の口上を続ける。ドアを開けたままではなんなので、とりあえず彼を玄関に入れた。わざわざ部屋の中に通すこともないだろうと思い、僕は用事を玄関先で済ませることにした。僕は正座するように座り込み、セールスマンは靴を履いたまま上がりかまちに腰をかけ、鞄を開きながら商品を幾つか取り出す。
「お電話ではハンドクリームを、ということでしたので本日は幾つか試供品をお持ちいたしました。もし気に入っていただけましたなら、本日から継続契約開始ということで定期的に商品を直にお客様のご自宅へお届けいたします」
「ここのブランドは大変評判がいいと聞いたので、もう買うこと自体は決めているんだ。あとはどのクリームにするかを決めるだけで」
「…奥様ですか?」
下駄箱の上の写真立てに彼の目が留まる。僕のような男性がこんなブランドの話題を耳にすること自体が珍しいと思ったのだろう。頭の回るセールスマンだ。
「まさか!妹だよ。結構歳が離れていてね、まだ高校生。うちは両親が早くに亡くなったので僕が親代わりで、二人暮らしなんだ。ハンドクリームの使い心地が良かったら他のスキンケア商品も試してみたいと妹が言っていてね」
「ご両親が…。実は僕もなんです。奇遇ですね。」
「そうなのか…それは…」
「いえ、でもお客様こそお寂しいですね」
「いや、そんなことはないよ。妹が騒々しくていないほうが静かなくらいだ。でも、妹が無事に大学を卒業して就職するまでは家にいてやりたくて、在宅の仕事をしているんだ。だから今日は妹の代わりにね」
「お優しいお兄様ですね」
お優しいかどうかは分からないが、妹が無事に独立するまでは僕も独身主義を貫くことに決めていた。やはりこのくらいの難しい年頃で、親代わりの僕が恋愛沙汰というのは妹の生活環境にとって良くないだろうと思うからだ。さすがにプロのセールスマンと言おうか、彼は話術も非常に巧みで、気がつけば僕はそんなこともすらすらと彼に話してしまっていた。初めて会ったばかりだというのに。友人も少なく、どちらかといえば引きこもりの僕にとって、初対面の相手とこんなに会話が弾むこと自体が酷く珍しいことだった。だから舞い上がってしまっていたのかもしれない。
「本日は試供品を3種類お持ちいたしましたが、お客様は大変手が荒れていらっしゃいますので、こちらをお勧めします。100%天然材料から作られておりまして、添加物の類は一切使用されておりませんので、手のみでなくどこにでもお使いいただけます」
セールスマンが勧めてきたクリームは、香りもさりげなくとても気に入った。
「そんなに荒れてるかな」
「お客様は手が冷たいのではございませんか。血行が悪いと栄養が行き渡りにくくて手が更に荒れがちになってしまいます。こちらの商品を継続してお使い頂ければ、血行も良くなって手全体が段々滑らかになってくるんですよ」
「今まで幾つかハンドクリームを使ってみたんだが、あまり効き目がなかったんだ」
「塗り方にもコツがあるんです」
セールスマンは、僕が気に入ったクリームの蓋を開け、少量を手に取ると、僕の手を直接取った。他人に触られるのが苦手な僕は一瞬飛び上がりそうになったが、これもセールスの一環なのだ。何を焦っているのかと、飛び出しそうになる心臓を僕は必死の思いで叱咤した。
「まずは、手を温めることが大事ですね…こうしてマッサージするように擦り込むと良いですよ」
彼の暖かい手が、僕の手を包み込むようにする。これがセールスマンでなければ、まるで恋人からされてでもいるかのように勘違いしてしまいそうだ。しばらく僕の手をそうして握っていてから、セールスマンの手が僕の手の表面を滑り始めた。時々瓶からクリームを掬っては、肌にじっくりと擦り込む。セールスマンの手は器用に動きながらゆっくりと僕の掌を揉みしだく。彼の長い指が、温められたクリームを伸ばしながら、僕の指と指の間をぬるり、と滑っていく。彼の手の熱が、僕の冷たかった手に移っていくようだ。人差し指と親指で、懇切丁寧に僕の指の1本1本をぬめぬめと揉まれる。まるで、違うところをそうされているかのように…。ハンドクリームを塗ってもらっているだけだというのに、あらぬところがズクリと熱を持ち始め、僕は正座していた膝を居心地悪くもじもじと摺り寄せた。僕は一体何を考えているんだ!男同士だというのに。これだけの美形だ、きっと女性が放っておかないに違いない。恋人の一人や二人いるだろう。そう思わざるを得ないほど、彼は壮絶な色気に満ち溢れていた。僕の体の反応を知ってか知らずか、セールスマンは僕の手を柔らかくマッサージしながら僕の目を覗き込む。ああ、知られてはいけない…。
「お客様、いかがですか。だんだんと手が温まってきたでしょう」
彼の指が僕の掌を撫でる。優しく触れられただけだというのに、そこから電流が通ったかのように僕の体の中心が甘く痺れ、思わず吐息が漏れた。気づかれただろうか。
「あ、ああ…そうだね。君の手が上手いからかな、とても気持ちがいい」
「…ありがとうございます」
セールスマンの目に一瞬何か別の光が宿ったような気がしたが、気のせいかもしれない。彼はその後も一心に僕の手にクリームを擦り込みながらマッサージを続けていた。膝を着き合わせる程に距離が近い。セールスマンのほんのりとミントのする吐息が、僕の頬を掠める。今日は少し大きめのシャツを羽織っていて良かった。こんなことくらいで反応してしまっている股間を見られたら彼にどれほど軽蔑されるだろうかと思うと羞恥で自然と頬に血が上る。
「あ、あの…もういいよ、ありがとう」
いたたまれずに手を引くと、セールスマンは何か言いたげだったが、そのまま手を放してくれた。助かった…あのまま手を弄られ続けていたら、ひょっとしたらあの場で下着を汚してしまっていたかもしれない。彼のマッサージはそれほどに官能的ですらあった。こんなことを考えているのは僕一人に決まっている。外に出ないからこんなに非健全なことを考えてしまうんだ。落ち着かねば。
とりあえず試供品は香りも感触も気に入ったので、早速契約を結ぶことにした。妹が気に入れば、他のスキンケア商品もこれからは追加で頼むことになるかもしれない。このあたりの地域は彼の管轄だそうで、これからは定期的に彼の顔を見ることが出来るのだと思うと、こっそり歓喜する自分がいた。全く僕はつくづくどうかしている。彼は僕と同じ男性だというのに。下駄箱の上に契約書を広げ、必要事項を記入し、署名する。彼の目が、僕の記入事項をじっと見つめている。まるで彼の視線が、何か別の生き物のように僕の手に絡み付いているような気がする…。気のせいだ、気のせい…。僕は半ば震える手で書類を書き終え、借りたペンをセールスマンに手渡そうとした。僕の手が、差し出された彼の指先を掠め、思わず震えた手先が滑ってペンが床に落ちる。
カターン…
「…あ、す、すまない、落としてしまって」
「いえ」
二人同時に拾おうとして屈みこみ、お互いの前髪が触れ合う。ドキリとして慌ててペンを拾って立ち上がり、セールスマンに改めてペンを渡す。そのとき初めて、鼻の触れ合いそうな近距離の彼の顔があることに気がついた。
「あ、あの…?」
弱々しく、声が震えた。彼の暖かい片手が僕の手を包み込み、もう片方の手が力を失った僕の手からペンを受け取り、下駄箱の上にそっと置いた。彼の碧の目は、まるで僕の魂を射抜こうかとでもするかのように、僕をまっすぐ見つめている。
「お客様…」
どこか、熱に浮かされたような声だった。いけない、と頭の中で危険信号が鳴るが、彼の目に射すくめられてしまった僕はその場から一歩も動けない。あ、と思ったときには、一歩踏み出した彼にきつく抱きすくめられていた。背を下駄箱に押し付けられ、どこにも逃げられない。目の焦点をあわせなければ、と目を見開いた途端、乱暴にセールスマンに唇を奪われた。この状況が全く理解できない。思考をまとめたいのに、頭がちっとも働かない。僕と彼は男同士ではないのか。
「んっ…んンっ…!!」
驚愕して彼を振りほどこうとするが、がっちりと彼の腕に抱き留められていて振りほどけない。ほっそりしているように見えたのに着痩せするタイプなのか、背広の下に感じる彼の腕は太いわけではないのにがっちりとした筋肉で覆われている。彼の片手は僕の後頭部に回されて動けないように頭を固定され、彼の唇に僕の唇はこじ開けられ、熱い舌が僕の口腔内に捻じ込まれた。
「…ン!」
熱くねっとりとした彼の舌に僕の舌は絡め取られ、きつく吸われる。もう片方の彼の手は僕の腰に回され、僕の形を変えつつあったそこに、既に猛々しくいきり立った彼のモノが布越しにごりごりと擦り付けられ、ン、と思わず鼻からくぐもった吐息が抜けた。信じられない。男同士だというのに、こんな。セールスマンのモノは、スーツの下で信じられないほどに硬く、大きく変化していた。僕だけではなかったのだ。
「駄目…だ、放して…っ」
必死で彼の唇から逃れ、酸素を求めて喘ぐようにそれだけ言うと、僕の唇から離れた彼の唇は、今度は僕の耳朶を貪り始めた。濡れた舌がにゅる、と僕の耳の中に差し込まれ、ピチャピチャと耳の中を舐め回される音と感触にぞわぞわと全身が官能に総毛立つ。熱い吐息と共に夢見心地な声音で彼が囁く。
「お客様…っ」
強く首筋を吸われ、僕は仰け反った。必死で彼の体を押し戻そうというのに、僕の抵抗などものともせずに、僕は玄関先の床に乱暴に押し倒された。逃げようとする僕と、追い詰めようとする彼が床でもつれ合う。彼の両手が僕のシャツにかかり、荒々しく前を開かれる。幾つもボタンが引き千切れ、宙に舞う。開いた合わせからセールスマンの手が差し込まれ、直に胸を揉まれる。体温の高いセールスマンの手が僕の肌の上を這い回る感触が酷く生々しい。
「や、やめ…っ、こんな…っ」
「思った通りだ…綺麗な肌…」
うわ言のように熱く囁かれる言葉は既に僕の理解を超えている。あまりのことに全力でもがき、彼の腕から逃れようとするものの、体格はそれほど僕と変わらないのに思ったよりも力のあるセールスマンはびくともしない。あっという間に両手を押さえこまれ、先程まで僕の耳朶を犯していた形の良い唇に僕の胸の尖りを含まれた。
「…ちょっ、と、あぁ…っ」
信じられなかった。こんなところを吸われ、女のように感じているだなんて。しかし、否定のしようもなく、僕の中心は既にじくじくと痛いほどに疼いている。スーツ越しに擦り付けられる彼のモノに、僕自身はますます高ぶった。だからといって、こんな…っ。下肢に伸ばされた手に張り詰めた股間を巧みに揉みしだかれ、全身からくにゃりと力が抜けて全く何の抵抗にもならない。震える手をやっとの思いでセールスマンの手にかけ、引き剥がそうとするが、力の全く入らない手など何の役にも立たなかった。混乱が収まらないうちに、セールスマンの手が僕のジーンズのボタンを性急な動きで開け、片手で器用にファスナーを下ろしてしまった。
「だっ…駄目…っ!!」
「どうしてですか…ほら、お客様も、もうこんなに…」
甘く掠れた声にはっと我に返った僕は必死でセールスマンの手を押し戻す。が、抵抗虚しく、彼の手はもの凄い力で僕のジーンズを下着ごとずり下ろしてしまった。何も隠すもののなくなった下半身が彼の目の前に曝け出される。僕の欲望は既に腹につくほど反り返って蜜を滴らせており、体の反応は既に誤魔化しようが無い。あまりの恥ずかしさに顔から火が出そうだった。セールスマンの形の良い唇から、赤い舌がちろりと見え隠れする。まるで舌なめずりでもするかのように。僕は必死に身を捩ろうとするが、彼の手にがっちりと腰を固定されて身動きが取れない。同時に彼の舌が僕の胸から腹の方へと舐め下ろすように降りていき、そして僕の体の中心へと辿り着く。
止めようとしてセールスマンの体を蹴ろうとした脚は逞しい肩に押さえつけられ、押し戻そうとした手首はぎっちりとセールスマンの手に拘束され、無理矢理に全ての抵抗を押さえ込まれてどうしようもなくなったところを、セールスマンの形の良い唇が僕のモノにむしゃぶりついてきた。
「そっ、そんなとこ…っ!!、ア…っ!!」
僕はたまらなくなって頭を振った。パサパサと髪が揺れる音、まるで子猫がミルクを舐めるときのようなセールスマンの濡れた舌の音、そしてはふ、はふ、というどちらのものだか分からない荒い息。
とても天気の良い昼下がり、外では遠くで遊ぶ子供の歓声が時折聞こえてくる。扉一枚隔てただけの外界では何の変哲もない毎日の景色が繰り広げられている筈だ。なのに、僕は暗い玄関先で初めて会った男の頭を股間にはしたなく抱え込み、髪を振り乱しながら淫らに喘いでいる。もしこんなことが隣近所に、妹に知られたら…。いけないことだと分かっているのに、男に無理矢理犯されて感じている自分に逆らえない。
「あっ…あっ…駄目、駄、目…くぅ…ん…っ…」
「…お客様…可愛い…」
熱にうかされたようなセールスマンの声が耳に届くが、もう何を言われているかも分からない。昂ぶったものを喉の奥まで飲み込まれ、頭を上下させるセールスマンの頭を押し戻そうとするが、どうにも力が入らず、結局弱々しく黄金の髪に指を絡め、彼の口の動きに合わせていつしか僕は腰を振っていた。生き物のようにぬめぬめと彼の舌が僕を嬲り、歓喜に愛液を零す先端を舌で割られ、とろけそうな快感に脳髄まで焼き切れそうだった。自分ですらあまり普段から触れたこともなく、ましてや他人になど一度も触られたことのないそこは、熱心に僕のモノをしゃぶるセールスマンの愛撫にひとたまりもなかった。
「あ、いや、そん、な…っ、す、吸わない、で…っ」
「お客様…っ…ん、ン…」
「も、出る……っ、出ちゃう、からぁっ…っ、ん、出っ…アッーーーーっ!!!」
拒絶の言葉は聞き届けられず、竿を扱かれながらじゅるじゅると激しく吸い上げられ、僕は全身をビクビクと痙攣させながらあっという間に彼の熱い口腔内に全てを吐き出してしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
満足げな顔で全てを飲み下したセールスマンは、まるで獣のような顔つきで僕の目を見つめながら、性急に背広を脱ぎ捨て、下駄箱の上に放り投げる。荒い息をつきながらセールスマンの片手が高そうなタイをしゅるっと緩め、ワイシャツのボタンを2つほど外し、飢えた目で僕に近づいた。逃げようにも、腰から下がどろどろと溶けてしまったかのように僕は逃げられない―。僕が息を整える暇もなく、セールスマンはあっという間に僕を上がりかまちにひっくり返し、僕は高々と腰を上げさせられた。ボタンの飛んだシャツをひっかけ、ジーンズを腿まで下ろされただけのはしたない格好で、僕は玄関先に四つん這いに這わせられた。力の入らない手で、這って逃げようと思っても、体が言うことを聞いてくれない。
セールスマンのしなやかな手が僕の尻を鷲掴んだかと思うと、双丘をぐっと押し広げられた。熱い息がそこにかかり、誰にも見られたことのない秘部を彼の目の前に曝け出されているのかと思うと、かっと頬に血が上った。
「お客様…ここも、綺麗…」
言い終わらないうちに、熱くぬめった舌が体内に入り込む。
「あぁ、なに…っ!!!」
にゅる、にゅる、と生き物のようにセールスマンの舌が僕の体内を蹂躙する。初めて感じる感覚に、僕は背をしならせてひたすら耐えた。ついさっき放ったばかりだというのに、僕のモノは再度あさましく勃ち上がり、触れられるのを待ち構えている。ほのかなクリームの香りが僕の鼻腔をくすぐった。セールスマンの舌が引き抜かれ、ほっとする間もなく、今度は彼の長い指がクリームと共に差し込まれる。僕の体内に埋められた指はぐちゃぐちゃとそこをかき回しながらそこを押し広げてゆく。その感覚に、僕はひたすら唇を噛み締めて耐えた。彼の指がある一点を弄るたび、僕のモノが震えながら先端から新たな雫を垂らす。
「はぁ、はぁ、」
背後の息が更に荒くなる。もう我慢できなくなったのか、指が引き抜かれると、灼けるように熱いものがそこに押し当てられ、僕は血の気が引いた。名も知らぬ男に犯されようとしている…。彼に押し入られたら、自分が完全に変わってしまいそうな気がして恐ろしくなった。
「だ、駄目だ、やめろっ、やめ…っ…あぁ―っ…」
「お客様…っ!」
抵抗虚しく、ずぶりとセールスマンの肉棒が僕の秘部を貫いた。彼が、僕の中に押し入ってくる…!彼の逞しい一物に一気に体の奥まで満たされる感覚に、僕のモノはあっという間に弾け、ピチャ、と床に飛沫がはねる。
「お客様…入れられただけでいってしまわれたんですか…」
いやらしいひとだ
耳朶を舐められ、背後から熱い息と共にセールスマンが囁いた。ひくひくとうねる内壁がセールスマンを締め付け、まるで彼の硬いものの形の隅々までが分かるようだ。
「いや、いやだ、お願い、許して、抜いて…妹が、帰ってくる…」
「嘘をついても駄目です…まだ下校時刻には随分早いですよ…」
泣き声の懇願は、だがしかし聞き入れられることはなかった。僕の腰は彼の手に再度引っ張りあげられ、僕の両手は上半身を支えることが出来ずに屑折れる。涙の浮かぶ目で後ろを振り返ると、ぐちゃぐちゃの格好とは対照的に、背広以外はきっちりとワイシャツとスーツのスラックスを着込んだセールスマンが、下衣の前だけくつろげているのが見える。その綺麗な顔に似合わず猛々しくそそり立ったものは、僕の体内に飲み込まれていた。
「あ…あ…」
「お客様…」
セールスマンは恍惚とした表情でずぶり、ずぶり、と彼のものを引き抜き、そしてまた押し入れる。そのたびに彼の雁首が僕の中のいいところを擦ってゆくのだ。力の入らない手足で必死に抵抗を試みるが、四つん這いにされて後ろから圧し掛かられた格好ではどうすることもできない。両方の手首を押さえつけられ、無駄な抵抗は全て封じられる。身を捩ると、逞しい両手で腰を捕まえられ、セールスマンは自らの肉棒を僕に突き入れ始めた。信じられない。昼下がり、玄関先で、こんな獣のような格好で、名前も知らない男に犯されている。
「お客様…っ…うっ…んっ…」
「ひ、うぅ…あ、ァ…」
セールスマンが淫らに腰を打ち付ける。彼の信じられないほど熱いものが僕のいいところをえぐり、そのたびに僕は打ち震えた。果てることを知らない欲望に、僕のものはまたはしたなく勃ち上がる。はふ、はふ、と息をつきながら、セールスマンの片手が僕の前に伸ばされ、彼のリズムと合わせて優しく僕の欲望を扱きあげる。彼の肉棒に中を擦られ、彼の手にペニスを愛撫され、僕はおかしくなってしまいそうだった。泣声とも喘ぎともつかない声を上げながら、僕はセールスマンの動きに合わせて腰を振り始めた。
「あっ…駄目…っ…ふぅ、ン…ッ…あぁ、ア…っ」
「お客様…っ…、く、うっ」
低い声が甘く染まり、僕の体内で彼のモノがひときわ膨れ上がったかと思うと、熱い飛沫が僕の中に叩き付けられた。陵辱されただけでなく、中にまで出されてしまった…。その感触に、僕の性器も彼の手の中に愛液を迸らせる。達したというのに、僕が解放されることはなかった。全く衰えを見せない彼のモノは止まることなく僕を陵辱した。注がれた彼の精液が、彼に突かれるたびに溢れ出す。四つん這いのまま、獣のように交わり、その後体をひっくり返されて脚を大きく開かされてゆさゆさと揺さぶられながら犯され、その後は下駄箱の上に抱え挙げられ、下から何度も突き上げられた。泣いて許しを請うても決して止めてもらえなかった。抵抗も出来ずに何度も何度も犯され、散々貪られ、その指と唇で何度も精を散らされ、お互い数え切れないほど果てた。
二時間後、僕は玄関先に、乱れたシャツをひっかけ、ジーンズを中途半端に下ろされた格好のまま横たわっていた。僕の体はぐちゃぐちゃで、どこもかしこもどちらのものとも分からない白い飛沫でまみれている。あの後何度も中で出され、顔にもかけられた。僕の体も、玄関の床も、彼の性の匂いで充満し、陵辱の証で汚れている。引き千切られたボタンが幾つか転がっているのを、僕の虚ろな目が捉えた。このシャツはもう使い物になるまい。妹が帰ってくる前に、身支度を整えて掃除をしておかなければ…。どろどろに快楽でとろけて上手く動かない頭で、それだけを僕はぼんやりと考えていた。
ろくに動けない僕の視線の先では、セールスマンが下衣のファスナーを上げ、きっちりとネクタイを締めているところだった。ほんのりと頬が紅潮し、多少ワイシャツが皺になっている以外は、僕とは対照的に彼の服装には綻び一つ見られない。下駄箱の上に放り出してあった背広を着込むと、まるで何事もなかったかのように彼の身だしなみは完璧になった。情事の後の痕跡などどこにも見られない。この男がつい今しがたまで僕にのしかかり、陵辱の限りを尽くしていたなどとは誰も信じまい。犯した者と、犯された者の圧倒的な差を見せ付けられるようだった。
彼は玄関の扉を開けた。もし外に誰かが偶然通りかかっており、今の僕の有様を見られたら…と一瞬頭に上ったが、彼はその体で上手く外からの景色をブロックしている。セールスマンの黄金の髪が、外の日光を反射し、僕の目を眩しく射抜いた。僕は気だるく瞬いた。
「本日はご契約ありがとうございました」
外から聞かれても何も問題がないであろう、何の変哲もないセールスマンの別れの挨拶。だが、その目は妖しく光り、口元は僅かだが淫猥に歪んで微笑んだ。
「また、近いうちに…伺います」
パタン…
床に打ち捨てられた人形のような僕の前で、扉は閉められた。どんなに拒んでも、僕はもう彼からは二度と逃げられないだろう。手酷く陵辱を受けたばかりだというのに、僕の体の奥底は新たな官能の予感に打ち震えた…。
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