ASIAの独り言

在米ジョミブル者の独り言。全て自己責任でお読み下さい。
大樹の小枝・没バ~ジョン
これが何かっていうと、大樹の小枝の没バ~ジョンです。というか最初にこちらを書き出したんですが、心理状況とか書いてるうちに段々ドツボにハマってきてにっちもさっちも行かなくなってきたので諦めたというブツ。書けば書くほどえちからどんどん離れていってしまうのもさることながら、自分が理想とするシンブル像に合ってるかどうかすらも怪しくなってまいりましたので…(--;)字を書くってのは難しいですネ~。やはり自分はト書きに向いてない(--;)というかそもそもシンブルそのものが表現しづらいのかもしれませんね。一方的にシン様に守られてるだけのブル~様には満足できないし、ブル~様が生存している前提でのシン様とブル~様を絡めるのは匙加減が非常に微妙…。自分で納得できるシンブル像になかなか辿り着けません。またそのうち挑戦してみたいですが…。

てなわけで、いきなり始まっていきなりぶった切りの尻切れトンボですが、お暇な方は↓ドウゾ~☆



「ブ、ルー…も、やめてください…」

固く目を閉じ、目前の情景から必死の思いで目を背けるシン。しかし、一度見てしまったものは既に網膜に焼き付いてしまっており、拷問のように甘く彼を苛む。

「僕に逆らうことは許さないと言った筈だ」

ソルジャースーツのインナーのみを身に着けてリクライナーに半ば横たわるように腰掛けるシンの前はくつろげられ、その脚の間にブルーが蹲っている。普段の彼とは別人のように苛立ちさえ感じさせる硬く冷たい声音で答えるブルーの髪を、シンの手がそっと撫でた。ブルーは構わず、シンの体の中心で硬くそそり立っているものに唇を寄せた。

「あ…」

柔らかい唇が触れてくる感覚に、シンは息を呑む。



感情の起伏が激しく何かと動揺しがちなミュウの同志達の前ではあえて柔らかく落ち着き払った空気を纏ってみせるブルーだが、それは彼のソルジャーとしての仮面の一つに過ぎない。時には辛い決断を下さなければならない場面で、彼が多くの仲間達を守るために時にはどれだけ冷徹になれるかを知っているのはシンだけだった。生粋のミュウであり、例外でなく元々虚弱でもあるブルーがそのような鋼鉄の意志を貫き通すことが彼にとってどれほど辛いことであったか、シンだけが痛いほど理解している。

以前シンはブルーの過去の記憶を垣間見てしまったことがある。きっとブルーが隠しておきたかったであろう過去を。ソルジャーとしての記憶を引き継ぐことはブルーの望みではあったが、彼の目覚めたばかりで未知数なサイオンの力量が想像以上のものであったことはブルーの完全な誤算であった。その結果、望むと望まざるとに関わらず、シンはブルーの知られたくなかった過去の記憶も全て受け継いでしまったのである。

そのせいだろうか。同情が愛情に変わることもあるのだろうか、とブルーは時々考える。シン、いやジョミーは元来優しい子供だった。そんな子供であった彼の人生を捻じ曲げ、恐ろしいほどの重荷を負わせてしまった責任がブルーにはある。だから、彼が尊敬の念で自分を見つめる目にいつしか情欲の色が混じるようになったときも、それが自分の役目であるならばと自らに向けられた思いを簡単に受け入れた。彼が負い目を感じないよう、まだまだ未熟な成長過程の子供が自分に対して行動を起こす前に、あえて自ら彼を誘惑した。自らの後継者の心を守る為ならば、ブルーは躊躇わず自分を悪者にすることが出来た。罪を背負うのは自分ひとりでいい。ただでさえ健康そのものの肉体を持つ彼は、ブルーの思惑通り、簡単に堕ちた。

ソルジャーという責務が奇麗事だけで済まされないものであることをブルーは誰よりも理解していた。自分がもっと強い存在であったなら、ミュウ達は今のように逃げ回り隠れ住む必要はなかったであろう。自らの無力さをブルーは何度責めた事か知れない。長く生き続け、もはや抜け殻のようなこの体を次期ソルジャーのために役立てることができるのであれば、それだけでも自分の体には十分以上の価値がある。次期ソルジャーに課せられた過酷な重圧を少しでも和らげることが出来るのであれば、何をされようが構わない。ブルーは自らの使命を弁えていた。ミュウ達の未来のためになるのであれば、自らの体を捧げることすら厭わなかった。既に汚れ切った自分を差し出すことでジョミーの心の均衡を保てるのであれば安いものだ。思春期のジョミーの心に自分の存在がどれほどのものとして刷り込まれていようが、早晩自分は燃え尽きる。この体に彼が溺れ過ぎてしまう前にどのみち自分は彼の前を去ることになるだろう。そうすれば自分の存在を踏み石として、彼は新しい伴侶を見つけ、新しい未来を切り開いてゆくだろう。そう、自分が願った通りに…。

ジョミーは成長し、ソルジャー・シンとなった。ソルジャーといってもまだまだミュウの中では幼子といっても良い年齢の彼は、だが目覚しい成長を遂げる。強大なサイオンのコントロールは勿論のこと、ミュウ達を引っ張っていくに足る指導者としての器を持ち合わせており、もうソルジャーとしてのブルーのことなど必要としていない筈だった。子供だったジョミーはひたむきにブルーを慕い、執拗にブルーを求めた。若いジョミーに自分はいつしか飽きられるであろうとブルーは最初から覚悟していたし、時間が経てば自分とのことは若い頃の過ちとシンが認識し、いずれ年齢に相応しい新しい出会いを求めるであろうと。しかし、微妙な年齢に自分によって性を刷り込まれたせいか、シンはいつまで経ってもブルーに執着している。少なくとも、ブルーはそのように受け止めていた。自分はともかく若いシンにとってはとても健康的な関係とは思えず、ブルーは何度もシンを突き放した。だが、一体いつの間にそのような話術を身に着けたのか、最近は真面目に取り合ってすらもらえないことが多くなった。それどころか、巧みに言いくるめられて寝室に連れ込まれ、うやむやにされてしまうことの方が多い。拒否できないのはブルーの弱さだ。だが、自分が一生望んでも持ち合わせることのできなかった生気とエネルギーに満ち溢れた、それこそ光り輝く太陽のような愛し子を、どうして拒否することができようか。シンに求められる限りブルーはその身を差し出すだろう。彼のためにその全てを捧げる心積もりだった。残された僅かな時間の全てをシンを自分の体に刻み付けることで過ごすことに必死だったブルーが、自分の変化に気づかなかったのもある意味当然だ。

だから、シンが自分を抱きながらその生命を自らに分け与えていることに気づいたとき、ブルーは激怒した。まさかそのような芸当が可能であるなどとは同じタイプ・ブルーであるブルーも全く考えたことがなかったのだ。気づいたときにはもう遅く、シンはその命の半分をブルーに明け渡してしまっていた。そのようなサイオンの使い方を一体シンがどのように身に着けたのかはブルーにも分からない。譲り渡すことの出来る命であるならば、返すことも出来るのではないかとブルーは試みた。しかし、一体どのような魔法を使ったものか、ブルーとシンの命は既に繋がり同一化してしまっていており、ブルーにはどうすることも出来なかった。珍しく激昂して詰め寄るブルーに対してシンが恐ろしく嬉しそうな表情をしていたのがブルーにはことさら衝撃だった。

『貴方もそうやって感情を剥き出しにすることがあるんですね』

シンは笑みを湛え、静かにそう言ったのだった。一体いつの間にあんなに大人の男の顔をするようになったのか、ブルーにも分からなかった。ただ、目の前がじわりとぼやけたせいでシンの微笑みが歪んだことだけが分かった。

『もっと本当の貴方を僕に曝け出して、ブルー』

そう言われて全ての反論を封じ込まれ、結局その後は有無をも言わさず抱かれた。彼を後継者に選んだのは、このような犠牲を払わせるためではなかった。今更ながら自らの罪深さに幼子のように泣きじゃくるブルーを、ことさらシンは優しく抱いた。ブルーの激昂など、シンは気にも留めてすらいなかった。ブルーが自らの全てをミュウ達の未来のために犠牲にしたように、シンはブルーの全てを奪った代わりに、彼の全てをブルーに差し出したのだ。ブルーはシンに強きソルジャーであれと願ったが、そのような代償を望んだわけではなかった。それなのに、シンは優しく微笑んでブルーの涙で汚れた頬に口付けるのだ。

『これは犠牲などではありません』
『何を言っているんだ!僕などに、君の命をあたら無駄にするなど…っ!』
『僕は貴方の望み通りにソルジャーの使命を引き継いだ。ですから、これは僕の報酬です。僕にも欲しい物を手に入れる権利がある筈だ』
『欲しい物…?』
『貴方です。貴方の全て…』

彼の言っている意味が分からない。彼が自分に向ける感情の全てが分からない。自分のどこにそれほどの価値があるのか分からない。ブルーは混乱する一方だ。

ブルーはシンと違い、愛情を注がれた記憶がない。多くのミュウ達も似たり寄ったりの生い立ちではあろうが、ブルー達少数の長老達は長い収容所暮らしの影響をその精神に確実に受けていた。その上、ブルーはなまじ容貌が整っていたせいで収容所では心無き人間たちの格好の餌食だった。ブルーにとって、肉体を蹂躙されることはただの暴力行為以外の何物でもなかったし、ジョミーを巧みに誘惑して肉体関係を結んだ時も、それが自分の果たすべき役割であるという意識の他にはブルーの中には何も無かった、筈だった。

しかし、シンは酷く優しくブルーを抱く。それはそれは幸せそうに。まだ子供だった頃のジョミーは、若さと共にその愛情を一心にブルーにぶつけてきた。幼いなりに必死になってブルーを愛したのだ。ブルーは自分の先行きが長くないことを悟っていたので、のらりくらりとそれをかわしていた。ブルーが次期後継者の愛情を受け入れて最後に傷つくのは彼自身であることが分かりきっていたからである。しかし、ソルジャー・シンとして成長した彼は、まだ若いくせにそんなブルーの心をまるで読んでいるかのようにブルーを包み込もうとする。ブルーはそんな愛情に慣れていなかった。また、シンが自分をまるで壊れ物を扱うかのように大事にすることに苛立ちを覚えた。特に最近のシンは、ブルーに一段と気を使ってばかりいる。命を分け与えられ、寿命がすぐに尽きる心配は無くなったというのに。時には指だけで散々絶頂を極めさせられ、シンはそのままブルーの体を清めて一緒に眠ってしまうこともある。あまりに大事にされ過ぎていて居心地が悪くなるほどだ。しかし、ブルーは気づいていた。シンはブルーの過去を気にしている。ブルーを含め、特に見場の良いミュウ達数人は収容所で他のミュウ達から隔離されていたので、長老達はブルーの受けていた虐待を殆ど知らない。ブルー以外に隔離されていたミュウ達は弱く、受けた仕打ちに耐えられずに皆死んでしまった。生き残ったのはブルーだけだった。その記憶を見てしまったシンが、ことさら優しく自分に触れることにブルーは苛立った。同情などいらない。いっそのこと、汚れた自分に相応しいほどに酷くしてくれればいいのに。時折泡のように深層意識の奥から鎌首をもたげるそのような考えですら、シンは見通すようにブルーの全てを包み込む。自らの愛でブルーの中を一杯にしようとする。ブルーの中身がからっぽであればあるほど、注がれるシンの愛情は狂おしいほどにブルーを満たすのだ。シンの愛はブルーには何一つ理解できない。その筈なのに、シンの存在を感じるだけで涙が溢れそうになる。

だから…時折こうしてブルーはシンを煽る。シンがその気になれば自分を組み伏せることなどいともたやすいことと知りながら、「命令」を振りかざす。まだ子供だった時分にブルーによって強烈な性体験を刷り込まれたせいだろうか、シンはブルーには決して逆らえない。それを良いことに、ブルーはシンの理性を瓦解させるまで追い詰める。理性を失い、豹変したシンに本能のままに体の芯まで貪られ、ブルーは心の底から安心するのだ。シンはきっと全てを分かっているのだろう。分かっていて、ブルーの好きなようにさせてくれる。



「ブルー…、駄目、だよ…そんなに、されたら…出ちゃう…から…」
「出して…いいから…」
「はぁ、ん…」

屹立したシンの欲望を口一杯に含んで愛撫するブルーの髪を優しく撫でながら、シンが甘い吐息をつく。同志の前では鬼軍曹と呼ばれるほどのソルジャー・シンだが、閨でブルーと二人きりでいるときは全ての障壁を落とすのか、別人のように甘くなる。ブルーの前でだけ、こうしてジョミーに戻るのだ。甘えて、甘やかして。
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