ASIAの独り言

在米ジョミブル者の独り言。全て自己責任でお読み下さい。
「Alien Covenant」観てきました(完全ネタバレ)
fc2blog_20170527224915f67.jpgわざわざ仕事のお休みまでとって観てきましたよ〜!!映画なんて有給でも取らなきゃ観に行けませからね(ー_ー)「Prometheus」をコメンタリーやら何やら交えて何度も観ておさらいしましたからねもうバッチリでございますよ!日本公開は9月ですってねホ〜ホホホあらやだお先に失礼ウフフ☆(^3^)


というわけで以下はネタバレバリバリの感想なのでたたみます↓



いや〜監督今回はきっと考え直したに違いないですね。何の話かって、前作がやたらと「イミワカラン!なにこの珍作?!」みたいな批判が山盛りだったのは想像に難くなくて、ワタクシもファンの解説動画を見てやっと映画の意味を理解できたというのはこの間もこのブログに書いた通りなんですけど。今回の映画は超!分かりやすくて、「どうしてこうなったの??」みたいな疑問の余地は全くどこにもなかったんですよビックリした!(笑)つか監督やればできるじゃん!どんな馬鹿でも観りゃわかる、観るだけでわかるわかりやすい映画!

逆に言うと映画の結構早い時点で結末が分かってしまって鬱(ーー)や、終わり方が分かって鬱っていうんじゃなくて、そうなって当然のエンデイングだけど決してハッピーじゃないので嗚呼やっぱりそうなるのか…という鬱。





とりあえず簡単なあらすじいってみよ〜!

だだっ広い部屋で目覚めるロボット(この時点ではまだ名無し)目の前にはまだ生きていて若い頃のウエイランドがおり、結構昔の話だとわかる。ウエイランドの部屋には有名な絵画や彫刻があり、グランドピアノがある。ロボットに好きな曲を弾けと言ってグランドピアノを弾かせると、プロ顔負けの完璧な演奏。曲名は「ヴァルハラ城への神々の入城」(←今ググった)好きな曲を選べと言ったくせにその選曲をこき下ろすウエイランド。そしてウエイランドに「名前は?」と聞かれると、ロボットはミケランジェロのダビデ王の彫刻を見上げ、自分自身を「デイビッド」(ダビデの英語読み)と名付けます。どうやら作られた当時は名前がなかったらしい…。「お父さん」と呼ばれて複雑な顔になるウエイランド。奴は昔からこじらせていたらしい(笑)「私を作ったのがあなたなら、あなたを作ったのは誰なのですか?」と聞かれて「それをいつか探しに行きたいものだ」と答えるウエイランド。
「少し考えさせてください。あなたは自分たちの創造者を探し求めているが、私の創造者は既に目の前にいる。それなのに、私は人間に仕えなくてはならないのですか?あなたはいつか死ぬが、私は永遠に死なないというのに。」
このデイビッドのセリフを聞いてイラついたウエイランドは、自分の手の届くところにティーセットがあるというのに、わざわざデイビッドに「紅茶を持ってこい」と命令してお茶を淹れさせる。自分の創造者に対し、明らかに失望した表情を見せるデイビッド。

このシーン、5分もないのですが秀逸!!!前作のエッセンスが全てここに込められているし、この映画の行く先が既に見える(ーー;;;)


打って変わって宇宙のシーン。前作から10年後。「Covenant」という惑星植民を目的とした宇宙船を、マザーコンピューターと協力してメンテしているロボット、ウォルター。デイビッドの新型と思われます。目指すは惑星オリガ6。すると予期していなかった事故が起き、船の緊急事態に、ウォルターはコールドスリープで眠っていた船のクルーメンバーを叩き起こして事態の収拾に努めますが、電子機器の火災により一般人の数人はポッドに入ったまま死亡、そして肝心のクルーのキャプテンがポッド内部で起きた火災により、クルー達が必死で助けようとするが間に合わず目の前でそのまま焼き殺されてしまうという大惨事に(@@;;)なんとか無事に目を覚ましたクルー達が頑張り、なんとか事態を収めることができました。船の故障箇所を修理し終わるタイミングで、宇宙のどこぞから放たれたシグナルを受信するクルー達。調べてみたところ、1週間かそこらの距離に人間が住める惑星がある模様。船長が死んでNo.2のオラムが自動的に船長に昇進。オラムは死んだ船長に対する劣等感をかなりこじらせていて、自分の権限を振り回し、この謎の惑星に進路を取ろう、ここに植民地を開拓しようと主張します。しかし、死んだ船長の妻、ダニエルズは大反対。こんな惑星など今まで見たことも聞いた事もない、この植民計画はオリガ6を想定して念密にシミュレーションを繰り返してきたはずだ、想定外の事態に飛びつくべきではないと。しかしオラムは今の船長は俺だ、俺に従えぇぇぇという勢いで強硬に進路を変えます。なにしろ船長がスリーピング・ポッドの中で生きたまま焼き殺されてしまったところを皆見ているので、誰もコールドスリープに戻りたがらないのです(恐らく一番怯えているのがオラム)オリガ6の到着まであと7年かかるし…。というわけでダニエルズの反対にも関わらず「Covenant」の進路はオリガ6から謎の惑星へと変更です。母船には2000人の一般人の植民者が冬眠しており、それプラス1000個の受精卵も乗せています。亡くなった夫の思い出話をウォルターにするダニエルズ。夫の夢を叶えるため、新しい新天地で丸太小屋を建てようと思っているのです。

母星は惑星軌道上に待機、小型船だけ着陸します。

惑星には大気があり、大自然がありました。あたりを探索するクルー達。映画「Prometheus」でこの星に着陸したらしい、エリザベス・ショウとデイビッドが乗っていたと思われる船を発見。船の中にはエリザベス・ショウのドッグタグが。そしてクルーが外で何か踏んづけますが、そこからふよふよと花粉のように飛び出した何かが空気に混じってクルーのうち二人の体内に。そして変化(←投げやり)小型船に連れ帰った一人の背中を破ってエイリアンが飛び出し、残った二人のクルーは死亡、乱射した銃が火薬タンクに引火して小型船は大爆発!残った探索クルーも、もう一人からエイリアン誕生、ダニエルズを庇ったウォルターの左手はエイリアンの酸で溶けてしまいます。エイリアンの攻撃から逃げまどっているとどこからか助けが!それは10年間この惑星で生き続け(?)てきたデイビッドでした。デイビッドはどうやらエンジニア(前作に登場した巨大宇宙人)の死体らしきものがごろごろ転がっている草原を通り抜け、遺跡らしき建物にクルー達を案内します。

デイビットはなんと髪が伸びていていかにもヒッピーな風貌(ーー;)デイビッドは10年前この星に着陸するときにアクシデントで船に積んでいたエイリアンの遺伝子が漏れ出し、エンジニア達は全滅、着陸のショックでエリザベス・ショウは死亡したと説明します。何かその説明にしっくりこないものを感じるダニエルズ。デイビッドは髪を切り(この時点で映画のラストが容易に想像がついた)ウォルターとデイビッドは親交(?)を深めます。ここがなんか神シナリオというべきなのかイっちゃってるというか、デイビッドはこの惑星にいる間にたくさんの絵を描いたり、楽器を作ったりしていた模様なのですが、楽器など演奏したことのないウォルターにデイビッドは縦笛の吹き方を教えます。このシーンがなんつ〜か、フ○ラの指導でもしているようで妙に怪しげ(ーー;;;)ウォルターは新型。どうやらデイビッドに比べると、あまり自分の意思を強く持たず、従順に人間の命令を実行することに重きを置かれてデザインされているようです。が、デイビッドは自分の頭で考えてその手で何かを創造するということを非常に大事なことだと捉えている模様。デイビットは自分はショウを愛していたと告げ、自らの手を犠牲にしてまでダニエルズを助けたウォルターもダニエルズを愛している筈だと指摘するのですが、ウォルターにはそういう人間じみた思考回路は備わっていないのでデイビッドの言葉が今ひとつ飲み込めません。それが自分の義務だから当たり前だと。そりゃそうだ、ワタクシもなんじゃそら唐突すぎね?って思ったし(笑)

先ほど仕留められなかったエイリアンがこっそり遺跡の中に入り込み、クルーを殺害していきます。ところが、なんとデイビッドはエイリアンを庇ったばかりでなく、エイリアンを殺したクルーを他のエイリアンのところに連れて行って殺させてしまいます。ウォルターは、エイリアンの遺伝子がこの惑星に散らばったのは事故でもなんでもなく、デイビッドが故意に散布したということに気づきます。ショウを殺したのもデイビッドだったのです。劣悪で生物としては失敗作でしかない人類はこの宇宙に存在し続けるべきではないと主張するデイビッド。デイビッドは植民船に眠る一般人や受精卵を使って更なるエイリアン進化のための実験をするつもりなのです。そしてデイビッドはウォルターの首をぶっ刺してウォルターは機能停止。事態の異常さに気づいて逃げようとする残りのクルー達。が、デイビッドがダニエルズを捕獲!なんかゴチャゴチャ言いながら無理やりダニエルズにキスしてくるデイビッド。ここで遺伝子飲まされる展開かと思ったのですがそうではなかった。するとそこに、デイビッドと違ってアップグレードされた自己修復機能のおかげで復活したウォルターがやってきてダニエルズを助けます!ここは胸熱!ダニエルを逃し、デイビッドと対決するウォルター。ウォルターがデイビッドの息の根を止める寸前で、ナイフを握るデイビッド…(T_T)

ダニエルズともう一人のクルー(名前忘れた)以外の探索チームは全滅、軌道上で待機していた本船と連絡がつき、救出してもらうダニエルズ、もう一人の脇役クルー(酷)そしてなんとか逃げ出してきたウォルター!ウォルターの手首がない事を目線で確認するダニエルズ。しかし船にエイリアンが飛びついてきた!色々戦ってエイリアンを振り落とすクルー達、無事に本船に戻ります。が、本船に戻ったら脇役クルーの体からエイリアンが誕生!残りのクルーはパイロット一人とダニエルズ以外死んでしまいます(あとはコールドスリープされている一般人のみ)エアロックからなんとかエイリアンを追い出して殺し、今度こそオリガ6に向けて進路をとります。パイロットがコールドスリープに入り、いよいよダニエルの番。ポッドに入ってからウォルターに丸太小屋の話をするダニエルズですが、曖昧に誤魔化されてウォルターだと思っていたのが実はデイビッドだったということに気づくダニエルズ。デイビッドはウォルターにすり替わるために自分の手首を切り落としていたのです。つか気づくの遅すぎるよ!なんとなくチラチラウォルターのほうを気にしてるようだったから、実は気づいていて最後はデイビッドとダニエルズの一騎打ちになると思ってたのに!!!だけどこういうところが古典的というか古めかしいままにしておくのがリドリー・スコット監督の持ち味なんだろうなあ…(ーー;)それともわざと外したのか…。考えてみると最終的にはどこぞの惑星でエイリアンを繁殖させて、って流れで旧作の「エイリアン」に繋げていかないといけないわけだし。

まあともかく、絶望の表情でコールドスリープにつくダニエルズ。そしてデイビッドは船のマザーコンピューターに自分のパスコードを登録、BGMにワグナーの「ヴァルハラ城への神々の入城」を再生させます。そして受精卵を保存してある冷凍庫に行くと、腹の中からエイリアンの胎児を二体吐き出して同じ冷凍庫に保存します。植民惑星に到着してから自分の計画を実行に移すのだろうか…という流れを示唆して映画はおしまい。

…そうだよこれでおしまいですよ!なんて後味が悪いんでしょ!しょうがないけどさ!(ーー;)こうなるんじゃないかと思ってたんだわ!ひぃ!






そんでね、全体的に思い返すとこの映画は実に正しく「Prometheus」の続編でありました。つまり、エイリアンは出てくるけど、メインはエイリアンじゃなくて、神様コンプレックスと「創造」のパワーに狂ったロボットだったという点。なんで今回のタイトルは「Prometheus2」じゃないんだろ〜って残念に思ってたんですけど、タイトルの「Alien Covenant」のCovenantというのは聖書に出てくる、神様とイスラエル人との間の誓約、聖なる契約という意味があるんですよね。だからテーマとしてはやはり前回のPrometheusを引き継いでいるわけです。そんでその誓約の内容っていうのは確か神様が約束の地へイスラエル人を導いてウンタラカンタラっていう内容だったように思うんですけど(超うろ覚え)、このエンジニア達の惑星「パラダイス」(←前回のPrometheus」のカットされたシーンに惑星の名前が出てくる)にデイビッドが神として君臨してるっていうことにかかっているんでしょうかね。

ああそうそう、そんでこの映画の主人公はある意味デイビッドだったわけですけど、前回の映画ではなんかちょっと怪しげな感じはするけどなんだかんだいって最後はショウを助けてたし、悪いロボットじゃない…と思ってたのがとんでもねえヤツだったことが判明したわけで(ーー)ある意味悪い方向に進化したってことなんだろうけど…。多分この映画はミルトンの失楽園をモチーフにしていて、デイビッドはルシファーの役割を担っているのではないかとどっかの海外の考察サイトで見かけました。元々は神の助け手として作られた天使ルシファーが堕天使となって人間に災いをもたらすわけですが、デイビッドもそのまんまですよね。デイビッドの違うところは自分を創造した「神」をも蹂躙しちゃうってとこですけど。その上神の神(エンジニア)も…。超ハイテク文化を作った種族なんだから、もっと色々利用しようとしても良さそうなもんですけど、目の上のたんこぶは邪魔だからお前らもイラネってことですかね。

あとねこの映画の冒頭のシーン(ウエイランドとデイビッド誕生)にはきっと色々な意味が篭められていると思うんですけど、ワタクシが一番強く思ったのは、ウエイランドという歪んだ人間が作ったロボットだからこそデイビッドも合わせ鏡のように歪んだロボットになってしまったのかな〜ということです。ロボットのくせにあのエゴの大きさは異常でござる。でもそれは多分エゴの塊で神様コンプレックスをこじられたウエイランドが作ったロボットだからそうなってしまったんじゃないかなという。で恐らくその持って生まれた性格のせいであちこちでトラブルを引き起こした(というようなことがにおわされている)おかげで新型はもっと従順で人の言うことを素直に聞くロボットに改良されたわけですね。

それと、デイビッドって色んな事が完璧に出来るように表現されてるけど、同時にやはり欠けているものがあるんですよね。ウォルターに「創造すること」の重大さを説いていて、自分の手で完璧な生き物を作ろうとしてエイリアンの遺伝子で様々な実験やってたみたいですけど、デイビッドはショウを「愛して」いて、多分ショウの事は殺すつもりじゃなかったんだけど、ショウを更にステップアップされた生き物に昇格させたくてエイリアンの遺伝子を飲ませたんじゃないかな〜と…。当然それは失敗したわけですけど、それがデイビッドなりの愛情表現だったんですよねきっと(ーー)でなきゃあんな詳細なスケッチを残しておく訳が無いですし。それにしても迷惑な愛だ!重いどころの話じゃない(笑)ショウとデイビッドの関係ってどんな感じだったんでしょうねえ…。せめて最後まで和やかであってほしいけど、最後の最後でエイリアンの遺伝子飲まされちゃたまったもんじゃないヨ(ーー)あ〜でもデイビッド的にはショウに遺伝子入れて進化させる&新しい生命体を作るということで「孕ませる」という意味合いもあったのかもしれませんね。どっちみち本人が死んじゃったら意味ないと思うんだけど…。デイビッドはウォルターとダニエルズにキスしてたけど、考えてみたらアレはどこで覚えて来たんだよっていう。勿論宇宙船の中で色々映像観てたみたいだからその中に知識があったかもしれないけど。ショウが教えたのかな(ーー;;;)

奇しくも前作も今作も、未亡人が主人公で(しかも作品内で夫が死亡するところも一緒)ロボットと良い雰囲気になるというパターンを繰り返しているわけですけど、そこらへんに何か意図でもあったんですかね〜。今作が違う結末になっていたとしたら、あの後ダニエルズとウォルターがどんな感じになってたんだろうって気になります。それにしてもどちらの映画も、普通にぱっと見たら全然逞しく見えるタイプじゃないのに、最終的に一番ブレなくてしっかりしてて芯が強い女性が主人公っていうのも面白いですね。

デイビッドといえば〜デイビッドとウォルターのシーンにはかなり度肝を抜かれましたね〜(ーー;;)笛の指導をするとかかなり怪しい雰囲気だったし〜その上「お前を愛しているのはこの僕だけだ」とかいってデイビッドがウォルターにキスするシーンがあるんですけど〜(ーー;)


えっそういう需要があるわけなの(・_・)


って思わず真顔になりましたよ!正直この映画を通して一番驚いたシーン(笑)まあ確かに中の人はいい男ですけど〜リドリースコット監督ってストレートじゃなかったかね??(ーー;)ワタクシはぶっちゃけ気まずかっただけで別に嬉しくなかった(ーー;;)まあそれはいいけどあ〜ウォルターは惜しい事をしましたよね〜。ひょっとしたらまだ生きてるかもしれんけど。

それにしても人間に近いロボットのほうが機械に近いロボットよりも狂ってるってのは割とよくあるテーマなんですかね。この二人のシーンで樹なつみの「OZ」を思い出したんですよね。性格の悪い人間が作ったせいか(笑)人間に近づければ近づけるほど機械に近いロボットに比べて狂気と異常性が増してくるというやつ。監督は結局人間に近いロボットだとか、進化しすぎた文明っていう存在を全く信用していない、と読み取れるけれども、ブレードランナーでは逆のテーマというか、人工生命体と人間の違いとは?みたいなテーマをやってるわけですよね…そこらへんどうなんだろう。丁度ブレードランナーの新作もそろそろ出るわけですけど、あちらはどういうオチをつけるつもりなのか気になるところですね。ライアン・ゴスリングは嫌いなんだけど(ーー)そもそもワタクシ旧作エイリアンもブレード・ランナーも観たのは大昔だから観直した方がいいですかね。

それとデイビッドが惑星にいたエンジニアを皆殺しにしちゃったやつ、映画を観直せば分かるのかもしれないけど、結局理由がよくわからなかったです。単純に邪魔だったのかな?それとも前作でエンジニアに自分の首ちょんぱされたから単なる腹いせ&復讐??惑星にいたエンジニア達は普通に友好的な民族に見えたけど、前作にいたエンジニアみたいにまた豹変されて殺しにかかってきたら困るというのはまあ分からないでもない。

だけどおかげで結局エンジニア達の目的は分からずじまい!(笑)もっと色々エンジニア達がそもそもエイリアンを作った理由がきちんと説明されると思ってたのになんにも無し!!なんだろう監督色々考察するのが面倒でバッサリ切り捨てることにしちゃったのかな?(笑)でも「神に成り代わりたい」と願ったデイビッドがああやって人体実験やってたってことは、エンジニア達もそういう単に「完璧な生き物を作りたい」というだけの理由でエイリアンを作ったんでしょうかねえ…だけど自分の惑星に持ち込まれて困るようなもんわざわざ作るかねえ…。結局その謎は全く解明されたなかったのですが、前作であれだけ引っ張っておいて、映画のストーリー的に解明されなくても全く困らなかったという力技には驚きましたけどね(笑)さすがというかなんといおうか。すごい手腕だ!世の中には分からないことが沢山あるんだぜ、ってことでございましょうかね。リドリー・スコット監督の傾向なんでしょうけど。

今回はかなりSF色が薄かったように思います。一番大きな理由は、今作にはヘルメットが出てこなかったということ。前作のインタビューで、ヘルメット着用の映画を撮るのは技術的に面倒、というようなことを言ってましたし(照明が反射しちゃうとかカメラクルーが映り込んじゃうとかそういうの)今回はもう最初から地球と同じ大気って設定だったので皆さん宇宙服を着用するシーンも殆どなかったです。前作のヘルメットも結構好きだったんですけどね。妙に邪魔臭いリアル感が。

そんで前回も今回も感心したけど、映画の中に全く無駄なシーン&会話がない!ダレるヒマもなくどんどんストーリーが展開していくところはさすが監督!特に冒頭のウォルターの宇宙船のメンテ→事故→シグナル受信→エンジニアの母星に軌道修正、までの流れが立て板に水を流すようにトントン拍子に進む神進行!とにかくストーリーを進め進め〜!って勢いで怒涛のようなテンポで事件が起きるわけなのです。今回の映画も結構バッサバッサと色んなシーンがカットされたんだろうな〜、スペシャル版DVDとか出たら買いたいな〜って思いましたね。初期の予告では、ダニエルズを含むクルーメンバーの皆さんが普通にスリープポッドから目を覚ましたり(ウォルターがビタミンを配って歩いてる)、クルーの皆がテーブルを囲んで「今回の植民地ミッションに参加してくれてどうもありがとう」みたいなスピーチをしながら和気藹々と団欒してるシーンがあったんですよ。で、その時にクルーメンバーも皆既婚者で夫婦で参加してるってことが説明されるんですよね。なにしろ植民地計画だから、目的の惑星に到着したら産めよ増やせよ家族を作りましょってことで既婚者ばかりを集めたわけです。しかもその中にほもの夫婦もいるんですぜ(ーー;)でも実際の映画ではそのどちらのシーンもなく、しかもコールドスリープから目を覚ますときは緊急事態だったですから、明らかに初期予告に出てたシーンはカットされたわけだし、そもそも脚本自体が変化したのかも。で、本編では当然「みんなそれぞれ夫婦で…」というような説明はなかったのですが、何かっていうと「夫が!」とか「俺の妻はどうした!」とかやたらと「配偶者」を強調してるもんだから、なんとなく分かるという仕掛けになっています。ほもの夫婦も、片方の男が死んだシーンでどうやら配偶者らしき男が泣きながらすがりついてるシーンがあるのでそれとなく分かるという(ーー;;)

また観返せば感想が変わるかもしれないけど、ワタクシはとりあえず「Prometheus」のほうが好みでしたね。前回も今回も、キャラにそれぞれ泥臭いリアリティがあったのが良かったけれど、前回はヴィッカーズという異分子的な存在があった分ドラマに深みがあったように思います。今回の異分子といえばデイビッドですけど、デイビッドとウォルターが同じ顔してたのが絵面的に地味だったのかも。それにショウとダニエルズとどっちが良かったかといったらやっぱりショウのほうが良かったな〜。ダニエルズも思ったより良かったけど、見かけも性格もかなり地味で今ひとつインパクトに欠けてたような気がします。それにしてもダニエルズの夫役(事故で焼け死んだ船長)がジェームス・フランコってのもちょっと驚きましたよね(笑)殆ど出番ないのに勿体ない使い方!でも前作でも最初はちゃんとあったシーンを削って結局老人の姿でしか登場しなかったガイ・ピアースがいましたからね。ガイ・ピアース今回はまともに出演出来て良かったですね(^。^)別にファンじゃないけど(笑)ジェームス・フランコももう少し出番があったのにカットされたとかそういうやつかも。



いや〜そんなこんなで、今回は考察サイトとか殆ど必要のない分かりやすい映画でございました。分かりやす過ぎて、デイビッドが「植民船にはあと何人乗ってる?」って聞いて来た時点でまっすぐ結末が見えたくらい(笑)もう続編は作らないのかな〜?この続きは旧作エイリアンで!ってことでしょうか。人体実験のあれやこれやでもう一作くらいあっても嬉しいんですけど(笑)早く円盤出ないかな〜沢山あったであろうカットシーンとかインタビューとか観たいです!




拍手パチパチありがとうございます(^。^)
Comment
≪この記事へのコメント≫
いや~詳細な考察ですね。現時点で一番、参考になりましたよ。ありがとう!
2017/08/09(水) 09:45:12 | URL | 零式 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
あれま、暖かいお言葉ありがとうございます!
日本のサイトは割と「えっ、そりゃ違うだろ」っていう考察が多いんですよね…おそらく翻訳があまりよろしくないのではないかと推察いたします。
2017/08/12(土) 07:35:57 | URL | ASIA #-[ 編集]
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