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ASIAの独り言

在米ジョミブル者の独り言。全て自己責任でお読み下さい。
映画「Glass」と「The Upside」観てきました(ネタバレあり)
以前は何かあったらすぐ駆けつけられるよう、お手伝いできるよう、土曜日学校(仮名)のある日は一日中べったりと控え室で控えていたのですが、そういう姿勢が付け込まれる元凶(ーー)なのだと思い、これからは映画を観に行くことにしました。もっと早くそうすればよかった(ーー)赤(仮名)さんがいるから普段映画ってほとんど観に行けないし、行く時は平日にわざわざ有給とって行くんですよ。だけど土曜日に映画を観に行くようにすればしこたま観られるじゃん!私は今まで一体なにをやっていたんだ(ーー)

まあもともとそこまで映画が趣味ってわけではないのですけど…この際なんでもいい(ーー)

ただ問題は時間帯。

6時間授業の時は3時、たまにある5時間授業の日は2時過ぎにはお迎えに行かないといけないので、早めの上映じゃないと間に合わないんですよね。映画館はいくつかあるんだけど、一番都合の良い場所(土曜日学校から車で15分くらい)は9本上映サイズ。封切直後の映画だと10時上映とかがあるんだけど、そうでない映画はあまり早い上映時間じゃないので間に合わないんですよね。だから時間さえあえばあまり文句言わずに適当な映画を観ることにしました(ーー)すごい!映画が趣味の人みたい(笑)

とりあえず先週と先々週観たのは「Glass」と「The Upside」

ナチュラルにネタバレもしてるかもですので要注意。一応畳んでおきます↓




Glassの方は言わずと知れたシャマラン監督の映画です。シャマランって私の周囲では結構評判悪いんですよね〜(ーー;)私は結構好きな監督さんなんだけど。超酷評だった「Happening」も結構好みだったし。ただシャマラン監督の前回の映画「Split」は監禁がテーマだったのでさすがに観てないんですが、X-menの教授の中の人は結構好きだし気になってはおりました。そんで今回のGlassはUnbreakable, Split,ときての三部作の最終作だっていうんでへ〜〜〜って思って更に気になってたんですよね。

そんで観てみての感想なんですが、ぶっちゃけかなり良かったです。テーマ自体はすごくアホっぽいとも言える(ーー;)というか、クライマックスまでくると一体全体この映画って…??って思ってしまう(ーー;)んですが、なんかものすごく胸に突き刺さりました。最後の方なんかちょっと涙出ちゃったし!俳優が良かったせいもあると思うんですが、すごく共感しやすい映画なんですよね。結構かっとんだ内容なんだけどリアルというか。ちょっとした会話の醸し出す空気なんかが独特というか、しみじみと沁みてくるんですよね。一番良かったのはブルース・ウィリスの役の人(役柄の名前すら忘れた)と息子のほのぼの会話。親子で支え合ってる感じが非常に良かったです。息子って正直この映画に全くいらない存在なんだけど、彼がいたことでブルース・ウィリスの役の人の存在感がかなりパワーアップした感じがします。息子なしだったら単なるさえないオッサン止まりだったかも。

ケビンとあの女の子(名前忘れた)の甘酸っぱい恋(?)的なものもなかなか…。私はSplit観てないのですが、まああらすじは読んだわけで。普通友達がみんな殺されちゃったらその相手にときめいたりしないもんだと思うけど、まあこの子は一応家の環境が環境だからそういう心境の変化があってもおかしくはないよねって結構納得できちゃうのが不思議です。これは役者の演技の魅力によるところが大きいんだと思いますけど。多重人格それぞれの演技もさることながら、複数の人格が中でせめぎ合ってる感じが良かったです。それにしても彼はなぜに丸刈りなのか…。

でね、あの中で一番リアルじゃなかったというか私的に異物感があって飲み込めなかったのは一応悪役であるところのMr.Glassのお母さん(完全な一般人)なんですけどね。計画大量殺人を犯した息子でも大事な息子って、そりゃまあそうだろうけど、自分の息子がしでかしたことで他所のお父さんお母さん娘息子が大勢死んだってことに関して全く何の罪悪感も持っていないのか、やたらと堂々としたその態度が結構気になりました(ーー;)迫害とか色々受けてああなった、っていうならまあそれはそれでありかもしれないけど、日本人の感覚で考えたら世間に顔向けできなくて自殺とかしてても不思議じゃないし、あまり普通の精神状態でいる事自体考えづらい…。まあアメリカ人って大体こんなもんかもしれないですけど…。最後に「同志よ!」みたいなノリだったけど、手ぇ繋いでたその二人は息子の被害者&関係者ですよって感じでちょっと私的には物申したいところ(ーー;)

だけどまあこの三部作、最初にUnbreakableが出た時監督はアメコミヒーローものをやりたかったのだけど、当時はヒーローもの自体成功すると全く思われていなくて却下されてああいう映画になった。でも最初から三部作の構想だった。と聞いてへえ〜〜〜〜と納得しましたよね。目からビームが出たり空を飛んだりしない、極めて現実にもいそうな、それでいてアメコミヒーローな映画をやりたかったのだとか。つまりこれがシャマラン監督流のアベンジャーズってわけなのですね、へえ〜〜へえ〜〜〜へえ〜〜〜〜。

それでねこの映画ではなんかやたらとアメコミが神聖視されてるわけ。それがメインテーマなんだけど、日本の漫画文化で育ってきた私的にはそこがさっぱりわからないポイントでした。日本の漫画家なんて山のようにいるしさ…。ただね考えてみると確かにアメコミって基本的にヒーロー漫画ばっかりなんですよね。今は知らんけど。日本みたいにたとえば可愛い女子高生がわちゃわちゃ学生生活やってる漫画だとか、一人暮らしのOLの自炊グルメ漫画だとか、そういうのってアメリカには全くないわけ。あと日本と違って漫画を描いてる人の姿が全く見えてこないシステムなんですよね。だから漫画文化の土壌かつそこで培われた漫画に関する感覚自体が全く違う。なので日本人には特に分かりづらい映画かもしれないなあと思いました。あとアメリカ人女性って殆どアメコミを読まない、アメコミって基本的にアメリカ人男子(高校・大学生ですらもう読まない感じ)のためにあるようなものなので、アメリカ人であっても女性にはやっぱり分かりづらい映画かもしれないなって今ちょっと思いました。





もう一つの映画「The Upside」は我ながら「ああ…自分、必死でございますね…」と思いながら選んだ映画(笑)ほのぼのヒューマンドラマ、絶対普段の自分ならわざわざ映画館に足を運んでまで観たりするわけない(笑)映画なのですが、上映時間も早いしちょうど良かったんですよね。もう一つ早い上演時間で候補だったのが「Escape Room」だったんだけど、予告見たら普通に「Cube」の焼き直しだったんで却下。

でこの「The Upside」ってがどういう映画かっていうと、グライダーの事故で首から下が全身麻痺になってしまった大富豪が身の回りをしてくれる介護役を募集していたところにたまたま間違って紛れ込んだ、前科のある無職の黒人の男。色々とやけになっていた大富豪はその男を雇うことを決める。介護の経験も何もないけれども、率直で飾らない人柄のおかげで無気力になってた大富豪の心を動かし、なんだかんだあって二人は親友になりました〜〜〜という心温まるヒューマンドラマ。まあ別に悪くはないんだけどふーんという感じ。Glassのほうが胸に刺さったって、自分どんだけダメ人間なんだろってちょっと色々思うところはあったんですけど、この映画基本設定が極端すぎて全くリアルに感じられなかったんですよね。全身麻痺の人はそりゃあいるだろうけど、この人はとにかくもともと大金持ちで一流ホテルの最上階のペントハウスで専属シェフやらメイドやら看護婦やらとにかく至れつくせりの生活をしてるわけ。全身麻痺の患者のみんながみんなこんな特別な恩恵を受けているわけはないし、あれやこれやのエピソードもそりゃ〜金持ちだしね…としか思えなかった部分が大きかったです。

一番うーんと思ったのが、大富豪と何年も文通(大富豪の方は秘書に口述して書かせてる)だけしてて、映画で雇われた黒人男の猛烈プッシュにより初めてレストランでデートした場面。その女性、勿論ネットで検索して大富豪の状態は分かっていてデートに来た筈なのに、全身麻痺の現実を見てつい「こんな筈じゃなかったというか…ちょっとここまで想像してなかったし私には無理というか…ごめんなさい、お友達のままでいいかしら」みたいな事を口走って大富豪をものすごく傷つけるんだけど、普通このメールやテキストの時代に手書きの文通をのんびり続けてきてたような女性が、しかも一応大富豪の体のことについても調べた筈の女性が、本人の目の前であんなこと口走るだろうか?っていう点に関してものすごく疑問に思いました。だってなにしろ相手は大金持ちですよ?何か思うところがあっても普通だったらランチの間くらいは我慢するだろうし、たとえば帰宅する途中で友達に本音をテキストしてるところを見られちゃった、とかならまだ現実味があったんですけどね。そんなに若い女性でもなかったし、普通はもっと強かに上手く立ち回るもんじゃないかなって思ってしまって。そういうのも含めて綺麗事ばっかの映画だな〜〜〜と思ってしまったんですよね…。

ところがところが!

あとでインタビューとか見ると、これってなんと!実話を元にした映画らしいです(@@;)映画ではマンハッタンの実業家ということになっていた大富豪ですが、実際の舞台はパリで、映画のモデルになった二人はフランス人の代々の大富豪&アルジェリアからの移民のペア。介護男の方は旅行者に盗みを働いたりして二年間投獄されたそうです。面接を受ける前に大富豪の家の中のものをこっそり盗んだってのも実話なんですって。映画の中で介護男が大富豪の車椅子をスピードが出るように改造した場面があって、前科もあるような男がそんなメカ弄れるわけがないだろバーカ(酷)と思っていたんですが、あれも実話(@@;)ただし介護男はバツイチでもなかったし子供もいなかった。あと映画ではもう大富豪の妻は亡くなってましたが、現実には大富豪が事故にあって二年間入院してやっと退院したところ妻も癌で死にかけていたそうで、そこも映画とは大きく違う点。介護人候補を90人面接して誰も決まらなかったというのも本当。大富豪本人もやっと長期の入院から出てこれて、妻も死にかけていて、そういう状況を恐れずに飛び込んでくるような豪気な人が欲しかったんだとか。ただ秘書は実際にいたんだけれども、秘書との恋話は映画のみのオリジナル演出だそう。

ちょっと調べてて一番驚いたのが、現実の大富豪が映画のような出来事があった後に、なんと新しい女性と巡り合って結婚していたということ。介護男(?)と一緒にモロッコを旅行中に出会った女性で、介護男(?)も同じ旅行中にやはりのちの妻に出会ったんだそうです。海外旅行とかしてたんだ?!?!でお互い結婚相手が出来たことで10年間の共同生活の後に介護契約(?)を打ち切ったのだそうで。でもいまだに二人は仲良しで、大富豪にはそのあと二人の実の娘が出来、更にもう一人養子を貰ったんだそうです。そんで現在はフランスから妻の国であるモロッコに移住して幸せに暮らしてるんだとか。ただでさえ全身麻痺で見知ったところにいたいだろうに、移住?!?!

…すごいな〜〜〜〜まさに事実は小説より奇なり、を地でいってますね(@@;;;;)

ちなみにこの映画は実はもともとはフランス映画のリメイク版。二人がそれぞれ書いた手記も出版されています。ちょっと読んでみたくなりました。



拍手パチパチありがとうございます♪(^。^)
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