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ASIAの独り言

在米ジョミブル者の独り言。全て自己責任でお読み下さい。
キャプテン・マーベル観に行きました
せっかく映画のタグを作ったのだから、こまめに書いておこうと思いつつ時間がなくて先延ばしに…(^^;)

ネタバレあるのでたたみます↓


アベンジャーズの前作を観に行った方ならおわかりと思いますが、サノスの指パッチンで全宇宙の人口の半分が消滅するというそこらの理屈を吹っ飛ばした謎の悲劇エンディング、そんでもってニック・フューリーが消えちゃう前にポケベルで誰かに信号を送った、その送り相手…が、キャプテン・マーベルだった、という話でした。

そんで。


キャプテン・マーベル…


どこのどなたさま????


ってなってしまった、アメコミに全く詳しくないわたくし(ーー)

アメコミヒーローの一人なのは想像に難くないのですが、まあアメリカ人なら(男子なら)大体誰でも名前くらいは知ってる、らしい有名どころ、らしい(らしいばっかり)。我が家には宿六の買ったアメコミヒーロー辞典なるものがございまして、当然そこにも載ってるのですが、キャプテン・マーベル(♂)ってのとミス・マーベル(♀)ってのがいるのですよね。で、マーベル(会社)も映画化にあたって原作アメコミヒーローの設定を色々変えたりしてるわけですが、今回の映画はキャプテン・マーベル(でも♀)ってことで、宿六に聞いても「どうなってんのかよくわからん」ってことで(ーー;;;)

映画の予告を見るからに、女性であるらしい、という基礎知識のみで観に行ったんですが。

これがすごく良かった!!!

どこが一番良かったかというと、とにかくストーリーが非常にシンプルという点。今までキャプテン・アメリカやらアイアンマンやら色々ヒーロー映画観て、どの映画もこれでもかってくらいしこたま予算をぶち込んであるわけだからそれなりに面白いんですが、最近どのヒーロー映画もそれなりに一捻りした複雑な脚本な事が多く、どういうストーリーだったの?って後から聞かれると思い出せないことが多いんですよね(ーー;;;)面白かった記憶はあるんだけど…。大抵どの映画も最初の方で普通の人間だったりするキャラがなんらかの事故(!)でヒーローパワーを身につけて、その後一悶着あったりするわけなのですが、このキャプテン・マーベルは逆をいってるわけで。つまりヒロインは最初から当たり前みたいに特殊なパワーを持っていて、でも記憶喪失で、じゃあこのヒロインは一体何者なのか?というのが映画の本筋。つまり、キャプテン・マーベルの設定を思い出せばそれがそのまんま映画のストーリーってわけです。

ホラーゲームなんかでも良くある手ですが、これはなかなか良かったですね〜〜〜〜。10年後くらいにストーリー聞かれても思い出せる自信がある(笑)記憶力の衰えてきた年寄りにはありがたい(笑)


そんでもって結局キャプテン・マーベルは、キャロル・ダンバースという元々は米軍にいたアメリカ人で、任務だって言われて新型戦闘機(?)のテスト操縦をしたらいきなり宇宙人にやられて、しかもエンジンの研究者も実は襲ってきたやつらと同じ宇宙人で、機密保持のためにエンジンの破壊を頼まれて実行したらエンジンのパワーを吸収しちゃって同時に記憶もなくしました〜。その時に宇宙人の輸血もされたから血も青くなりました〜。ってことで洗脳されて宇宙人の特殊部隊で働いてたけどもその一環で地球に降りてからニック・フューリーと出会ったり色々サイドストーリーがあったわけですが。

それでね、この映画一応キャプテン・マーベルっていうタイトルなのに、映画の中でキャロルを呼ぶ時にその名が口にされたことがついに一度もなかった(笑)のは良かったと思います。キャプテン・マーベル(概念)ということで済ませられてたのは素晴らしいね。だってなんか…呼びづらいし、なんとなく変だもんね…キャプテンたって別にメンバーもおらんのに一体なんのキャプテンなのかってのはともかく、マーベルのキャプテンって更になんなんだよっていう。それに既にキャプテン・アメリカがいるのにさ、「キャプテン」が何人もいたら不自然ですしね。キャップは一人でいいですよって思ってたので、あえてキャプテン・マーベル呼びを推さないその姿勢は買う。クリー人につけられたヴァース(キャロル・ダンヴァースの苗字の端っこからつけられた)って名前じゃない、私はキャロルよ!!ってのがアイデンティティだったようなので、彼女はこれからもキャロル呼び推奨ってことなんですね。あなたはキャロルよ!みたいな感じで映画の中でも頻発されてたので、彼女の名前だけはこれからも記憶に残りそう(笑)記憶の衰えた年寄りには以下略。

そんでもってキャプテン・アメリカもそうだけど、元軍人でしたってところが、まあいかにもアメリカンでちょっと安心するような、またかよっていう気もするような…。でも考えてみるとキャプテン・アメリカはええっと70年くらい前の軍人で、キャロルは30年前くらいの軍人?きっとキャップの時代は女性兵士ってあまりいなかったような気がするのでキャップとの邂逅がちょっと楽しみですね。あなた何期生?的な。キャップがその出自から赤と青のスーツなのはともかく、キャロルもスーツを赤と青に変えたのも脚本的に無理なくスムーズで良かったですね。普通のファッションセンスの女性だったらあんな色合いにはしないと思うから(ーー;)リアルならね、例えば季節の流行の色を取り入れていつも違う色にしたりとかありそうじゃないですか(笑)だからその説得力を出すために元軍人という設定は効いてましたね。ただちょっとなんというか、あのいかにもお揃いの色柄でキャップと二人隣同士で立ってるところはあんまり見たくないような気はしますが(ーー;)



今回マーベル初めて(?)の主役としての女性キャラ、嬉しい限りです。一応アベンジャーズにもブラック・ウィドウとスカーレット・ウィッチがいるけどさあ…はっきり言ってどっちも添え物じゃないですか??ブラック・ウィドウは最初っから出張ってるけど、彼女ってぶっちゃけ本職スパイでさ、スパイってのは情報戦が得意なわけでさ、彼女らしさって全く生かされてないですよね。スパイがスーパーヒーローと肩を並べて戦うっていつ見てもものすごい違和感があって嫌だったんですよね(ーー;)彼女はハルクとの恋愛ドラマのほうがメインでそれ以外は別に本当にいなくてもいい…邪魔…。スカーレット・ウィッチに至っては彼女は完全に子供枠(ーー;)保護者のビジョンとごちゃごちゃやってるだけであいつも道端の小石程度に邪魔(ーー)マーベルって本当に女性キャラを全く真面目に考えてないんだなって寂しく思ったものです。まあヒーロー映画だから別に女性のメインキャラはいなくてもいいんだけど、どうせ出すんならもっとマシなやつを出してくれよっていつも思ってました(ーー)そういえばThor: Ragnarokに出てきた敵役ヘラは女性でもなかなか役所が良かったけど、彼女は別にアベンジャーズのメンバーでもなんでもないですしね(笑)抑圧される女性の解放がテーマぽかったこの映画ですが、これって結局今回の監督さんが今現在マーベル業界に対して提議したメッセージなのかもしれませんね。ああそうそう、露出が皆無のコスチュームなのも嬉しい!ヒーロー辞典を見るとアメコミ版ミス・マーベルも無駄にヘソ出した変なお色気ルックスなので(ーー;;;)

だけどキャロルは女性ヒーローとしてはかなり良い感じ!マーベル映画では初めての女性監督の起用ってことですが、女性が求める女性のヒーローをうまく描いたな、という印象です。ジュード・ロウ扮する上司とベタベタ恋愛してないのも非常に好感度高し。最後のほうでジュード・ロウが拳でタイマンだ!とかいって煽ってきた時にハナも引っ掛けずにパワーでボコったのは爽快でした!ジュード・ロウ上司(キャラ名忘れた)って別にキャロルにパワハラしてたわけでもなんでもないし、一応良き理解者、良き上司って顔があったわけなので、キャロルは別に表面的には彼に何一つ酷い事をされたって訳ではないんですよね。だけど彼は表面ではキャロルを持ち上げて一人前に扱っていたように見えながら、影ではずっと騙し続けてきて、分かりやすい仮想敵ではないけれども究極キャロルを見下してたわけで。まあ文明もそれほど発達していない蛮人という意識もあったかもしれないけど、要はキャロルの事をペットみたいに扱っていたって事なのかなって。だからあそこで変に懐柔されずに「お前のお遊びに付き合ってられるかバーカ」って軽くあしらったのは非常に胸のすく思いでしたね(^^)男のロマン的にはあそこで一対一で殴り合って拳でも勝った!という流れがありそうだけど、敢えて同じ土俵に上がらないところが女性的というか。キャロルのことをボコることができたらジュードロウ上司も溜飲を下げることができたんでしょうかねえ…哀れな…。今思ったけど、もしキャロルが男だったらジュード・ロウも煽ってこなかったと思うんですよ。だけど彼は心の底からキャロルのことをナメくさってたから、脅威の対象としてなかなか考えを変える事が出来なくてあんなチンケな戦いを仕掛けてきたってことなんじゃないかなあ…。あそこのシーンはそういう分かりづらいセクハラ(概念)を象徴していたのかもしれませんね。

そして露出&女性ヒーローといえばワンダーウーマンの映画もDCでは初めて女性監督起用したって聞きました。まあ観てないんですけどね。予告を見ると普通の女性服を着てるシーンなんかがあってそこはかなり好感持てるんですが、日頃の格好があんなじゃね…まともに取り合う気がしません…。まあDCのヒーローってバットマンにしろスーパーマンにしろ、リアルで見るとかなりアホっぽいコスチュームなのは間違いないんですが(ーー;)そうそう、だからね、ワンダーウーマンは一応歴史のある(?)ちゃんとした女性ヒーローなんですが、あのコスチュームの造形がいかにもヒーロー業界での女性蔑視を引きずっている象徴そのものだと思うんですよね。せめてもっと露出を減らせば好きになれるかもしれないけど、私の周囲のアメコミ好き男どもに言わせると「あの格好だからこそワンダーウーマンなんだ」ってことなので、今回のキャプテン・マーベルの露出ゼロのコスチュームは英断だったと思います。

マーベルは頑張って女性客を取り込もうと画策しているみたいで、キャプテン・マーベルは大成功して女性の観客が多かったからそれに味を占めて次回はブラック・ウィドウを主役にして映画を一本作る、みたいな話が出てるようです。しかしさ、そんな映画誰も求めてないと思うんだけど!!!ブラック・ウィドウの映画…観たいと思わせるような要素が一つもない…。まあブラック・ウィドウの映画といっても、例えばキャンプテンアメリカのウインターソルジャーみたいに蓋を開けてみたら結局はアベンジャーズの映画でした、って感じならノレるかもしれないけど…。ブラック・ウィドウの過去とかスパイ活動の映画とかだったらもういらん。全然いらん。ハルクも別に興味ないしさ…。ハルクってせっかく天才科学者なんだからもっとそういうところを出して欲しいと思うのに、アイアンマンの方が天才技術者(?)みたいな面を強調されててものすごく影が薄いのも不満なんですよね〜。別にわざわざ女性に媚びるために女性ヒーローを主役に据えなくたって、イケメンが一杯活躍してりゃ私みたいなのはホイホイ観に行きますよって思ってしまった(笑)まあマーベルのキャラはあんまり好みじゃないんだけど…唯一好みなのはキャップですかねえ…年下攻め的な意味で(笑)



他にも元同僚のパイロットが出てきたところも、マイノリティ+女性+シングルマザーという三重苦をひっさげてきたのもなかなか。今だったら珍しくない設定かもしれないけど、一応90年代という設定でしたから、その足枷を物ともせずに頑張った!という爽快さがまた良かったです。ネットで読むところ、アメコミではあのシングルマザーの娘ってのがそのうちにキャプテン・マーベル二代目とやらを襲名するらしいんだけど、まあその設定はぶっちゃけいらんけどね(ーー)

敵役のはずだったスクラル人が別に何も悪いことしてなくて逆に弾圧から逃げ回ってるだけでしたってのもとても良かったですね。見た目がいかにも悪い異星人って感じだからついつい先入観を持ってしまうけど、見た目で人を判断しちゃイカンという非常に分かりやすいメッセージも良かったです。ジュード・ロウなんてイケメンの代名詞みたいな感じだけど、結局彼が一番小悪党でしたっていうどんでん返しは古典的ながら俳優の持ち味も手伝って、かなりパンチがありました。

そういえばこの映画地味にコールソン推しだったんですが、そういえばコールソンって死んじゃったけどTVシリーズ「Agent Of Sheild」ではクリー人の血(?)だかなんだかのテクノロジーによって生き返ったらしいですね。キャプテン・マーベルでのあのコールソン推しは次の映画でコールソンが復活するぞっていう布石なのかもしれませんね。

前回の映画でニック・フューリーがポケベルを取り出した時、なんとなく彼の送ったシグナルは過去に届いてるような気がしたのですが、華麗なミスリードでした。でもキャロル全く年取ってなかったですね。輸血されたクリー人の血の成分のおかげなんでしょうかね。

猫がキューブを吐き出したシーンもいろいろ推測されてますけどこの分だと全部ミスリードかもしれないですね。一説によるとあの猫の腹は四次元ポケット的な何かであり、いろんな平行世界のポータルでもあるから猫が飲み込んだ事によって別の並行世界のキューブが登場して反撃のきっかけになるのでは、というのがあったのですが、なんとなく全く関係ない別方向からの反撃って流れになるような気もします。あの猫はアメコミだとキャプテン・マーベルの飼い猫らしいです(名前は違う)。だからアメコミ知ってたらあの猫の登場であっ…って思えたのかもしれませんね。私は全然知らなかったからびっくりしたけども。

ああそうそう、もう一つこれも女性監督ならではかな?と思ったのが、科学者マー・ベルの配役です。アメコミ原作ではあの科学者がつまり初代キャンプテン・マーベル(♂)なわけなので、もし男性監督だったら、原作の男性キャラを女性にするときに、もっとパワフルで若々しい女優さんを起用したと思うんですよね。わかりやすく生気の漲るパワーの象徴!みたいな。多少年いっててもセクシー路線の女優さんとかさ。だけど科学者マー・ベルを演じた女優さんは、普通にシワだらけで全白髪。どこにでもいそうなオバさんという感じ。勿論映画だからそれなりに整えられているわけですが、あれは良かった。すごくカッコ良かった。綺麗に年をとるってこういう事なんだなって感じの女性で良かったです。私はあの科学者マー・ベルを見て、白髪になることを恐れちゃいかんなとちょっと勇気付けられましたね(笑)検索してみたら、マー・ベル役の女優さんは子供を四人も産んだ方らしく…。見かけの普通さによらずすんごいパワフルな女性ですね!そういう正統派からのちょっとした外し加減が凄く自分的にハマりました。



勢い余って土曜日のアベンジャーズのチケットを予約してしまったので、土曜日学校(仮名)の間に観てきます。時間的に3Dのしかとれなかったんだけど、頭痛くなったりしたらいやだなあ…映画は2Dでしっかり観たいほうです。
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