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ASIAの独り言

在米ジョミブル者の独り言。全て自己責任でお読み下さい。
Netflixドラマ「Dracula」全三話観ました
Netflixのドラマ「Dracula」がやたらと評判が良いって話を聞きつけて、早速視聴してみました。どうやらBBC&「シャーロック」の製作陣が関わっているドラマということで、期待大!全三話で一話1時間半というフォーマットもシャーロックを彷彿とさせますね。

というわけでネタバレ感想↓




感想は…。


惜しい


でもこれ、全話観た人は絶対思ったはず!思ったよね?!一話と二話はすごく良かった!だけどなんで三話はあんなだったん…というこのやるせなさ…。


⭐︎第一話
かなり雰囲気もストーリーも原作に充実でした。トランシルヴァニアのドラキュラ城から逃げ出してきたジョナサン・ハーカーから二人組の尼僧が聞き取りをするという筋書き。すごいお金かかってるな〜〜〜!って感心したし、最初は英語が下手だったドラキュラが、ジョナサン・ハーカーの血を飲んだら血から知識を取り入れて一気に英語が上手になってたってのはなかなか面白い設定でしたね。あと、ドラキュラから血を吸われた相手はゾンビのように腐ってはいくけど死ねない体になってしまう…という設定もなかなかに物悲しく。ジョナサンも最初は自覚してなかったけど、話し終わってやっと自分が死んでることに気づいたりして、でもあの腐りかけてた体ってまた誰かの血を吸えば治るのかな??結局ジョナサンは最後はドラキュラにバラバラにされてしまったのでわからずじまいでしたが。灰になっても意識が残るような話だったけど、つまりあのバラバラジョナサンもまだ意識はあるのかしら(ーー;)ここで聞き取りしてた尼の一人はジョナサンの婚約者だった事が判明したんだけど、彼女はとんだ脇役でした。何の役にも立たなかったですね。そんで尼のもう一人はアガサ・ヴァン・ヘルシングで、そのラストネームを聞いたドラキュラの反応から、なんか過去に確執があったのか!と思いきや別に何もなかったのがまた(ーー)

⭐︎第二話
ドラキュラがアガサを船に隠しながらイギリスへ渡航する話。個人的にはこの二話が一番面白かったかも。一話と違って完全オリジナルストーリーだから、最後までどう転ぶかわからなくてハラハラしました。最初っから殺人者が誰かわかってるのに、一人、また一人と客が消えていくミステリーみたいな雰囲気でこれまた良かったですね。でもあの金持ち婿と黒人男性の愛人のくだり、本当に必要だった?(ーー)ど〜しても人種&同性愛への政治的配慮のためにねじ込んだようにしか見えなかった…。時代背景を考えたらあの黒人愛人はあんなスーツか着て主人と同じダイニングルームで食事するなんて許されないと思うんだけど…。まあそこらへんは目を瞑るとしても、わざわざホモにする必要あったのか…。私的にはやりすぎじゃね?と思ったし、隣で観てた宿六の表情のまあ歪んでたことったら(笑)確かに人間臭い愛欲のドロドロが露出しましたという演出としては男女の愛人関係よりも良かったのかもしれないけど…。それとドイツ語がどうたら言ってたけど、あのリッチな婆さんのお母さんの血を吸ったのなら当然そこでドイツ語も吸収しててしかるべきだったような気がします。それとも婆さんのお母さんはそもそもドイツ語はご存じなかったのかな。一番印象良かったのは船長さんですね。人相も好みだったし(笑)最後までかっこよかった。だけど血を吸われて海に捨てられちゃった人達、結局海の底で魚に突かれながら蘇っちゃったのかしら。

⭐︎第三話
これがねえ…。ガッカリの三乗もよいところです。最初の二話が昔のお話だったのを、三話でわざわざ現在に持ってきた。それ自体は良いアイデアだと思うんですよ。だけどせっかく舞台を現代にしたのに、もっと出来ることあったんじゃない??って思っちゃいましたね。チェックしてないけど、三話だけ脚本家が違う人とか?なんらかの大人の事情を疑わざるを得ないレベル。

まず一番がっかりしたのが、海から出てきたドラキュラと出会ったのがアガサじゃなかったこと。同じ女優を使っといて、せっかく(?)ドラキュラから血を吸われてたって設定があったのに、ドラキュラが海の底に封印されていた間実は不死になってずっとアガサが生きてました〜とかじゃなくて、そこでわざわざ子孫を出す??というガッカリ感…単なる別人じゃん…。な〜〜〜〜〜〜〜んだ、ちぇっ(ー3ー)

ゾーイがなんでドラキュラを研究する事になったのかの経緯も全く不明!そもそもアガサは船と一緒に沈んだわけで、別に手記とか残ってたわけでなし、ゾーイはなんであんなに色々とドラキュラ&アガサの確執に詳しかったわけなの意味不明。最後にボートで船を降りたあの二人、全く教育も受けてなさそうだし字すら書けなさそうだから、ドラキュラの事情がそこまで詳しく伝わってる理由にならないですよね。あ〜でもそういえばジョナサン・ハーカー財団はミナ・ハーカーが発足したらしいから、ミナはドラキュラについてちょっとは知ってたわけでした。でもさ〜それならなんでミナ・ハーカーの子孫がいないの〜おかしいよね?むしろあの財団は家族経営でトップはみんなハーカー一家ですっていうほうが自然だと思うんですけど、目立ってたのはアガサ一人ってのがまた…。あと資金についてアガサが口ごもってたけど、あれってどういう伏線だったの?結局回収されなかったし…。そもそも財団の目的も全くわからずじまいでした。一応医学的な目的はあったっぽいけど、あらゆる点で準備が穴だらけでしたよね。せっかく採血した血も、レンフィールドが現れたら全てうやむやになっちゃったし。アガサは一体何がしたかったの?(ーー)ドラキュラに逃げられた今、あの採血した一本のみが唯一の医学的奇跡を秘めたサンプルだというのに、その割にかなり扱いが雑でしたよね。自分がガンで死にかけてるから不死であるドラキュラの血を研究したいってのはわかるんだけど、その割に「生きたい」という意欲を全く彼女から感じませんでした。結局アガサは自分が生きたいという気もなければ、他の死にかけてる人々を救いたいという気持ちもなかったとしか見えなかったですね…。あんだけ金かけて人死にも出してやっと採れた血をあんなに気軽にごっくんするとかありえん。世界中のあらゆる機関が喉から手が出るほど欲しがるだろうし、研究すれば世の中助かる命が沢山あるんでない?

せっかく現代が舞台になったのに、ドラキュラがやってたのが昔と同じ地道なナンパだけってのがまた小物感が強くて残念でしたね。そういえば一応時代物なのに続編で現代を舞台にした吸血ものって、あれがあったね,「Interview with Vampire」の続編である「Queen of the Damned」の吸血鬼レスタト!残念ながら続編映画は低予算であまり出来が良くなかったけど、どうせならあれくらい派手派手しさがあっても良かったな〜って思いましたね。だってドラキュラだもんよ。

余談だけど今ちょっと調べたら、アン・ライス(Interview with Vampireの作者)のヴァンパイアシリーズがHuluでテレビドラマとしてリリースされる話が出ているそうです。へ〜へ〜〜〜へ〜〜〜〜〜。むしろ映画でやるよりもいいかもね…。あとは俳優さん次第ですけど…。


まあちょっと話が脱線しましたが、私はアガサってのはヴァン・ヘルシング教授の娘だとか孫だとか、なんらかの子孫だと思って観てたんだけど、結局あのアガサが原作でいうところの「ヴァン・ヘルシング教授」だったってことに遅ればせながらやっと気づきまして…。つまりなんか過去に因縁ありそうだったのは気のせいだったってわけです(ーー)そんでこの全三話を使って結局やってたことが

「ドラキュラ伯爵とヴァン・ヘルシング教授の恋愛物語」

だったことにかなりガッカリしました(ーー)も〜そこまで改変やるんならむしろヴァン・ヘルシングは男のままのほうが今風(!)で良かったんでない?それもアガサとドラキュラの愛じゃなくてアガサがちょっぴり入ったゾーイとドラキュラってところがね…純愛ってわけでもないし…そもそもドラキュラはつい五分くらい前まではルーシーを嫁にしようと思ってたわけで、その掌の返しっぷりにもガッカリですよ。あとなんかルーシーの元カレ?もやたらと意味ありげに登場したけど特に役に立たなかったし。

ドラキュラの弱点についても、なんなのあの肩透かし。わかったようなわからないような…こじつけとしか思えん…何の説明にもなってないし…。


私が期待してた現代のドラキュラは!!!!

なんだかんだで現代に蘇ったドラキュラの前に立ち塞がったのは、過去に自分が血を吸って死なせてしまった筈のアガサ。彼女はどういうわけかドラキュラよりもずっと前に蘇っており、現代のテクノロジーを駆使して血を吸われる前の姿に戻っただけでなく、ドラキュラに血を吸われた事で不死身&ドラキュラとほぼ同じ力&ドラキュラと精神シンクロする能力を手に入れていた!過去にドラキュラが犯した幾つもの殺人を許せないアガサだが、病み切った現代に蔓延るのはドラキュラの想像もつかないような、さらに上をゆく地獄の門から這い出てきた邪悪の生き物達だった。いかに超常能力を手に入れたとはいえ、敵の数が多すぎてとても1人では立ち向かえないと判断したアガサは、やむなくドラキュラを呼び起こす判断を下したのである…。人助けには全く興味のない上に他人からの指図は決して受けない主義のドラキュラだが、邪悪の生き物達を野放しにしておくのはせっかく目を覚ました自分の平穏な生活をも脅かす事になる。不本意ながら、渋々アガサと手を組むことを決めるドラキュラ。こうして束の間の和平協定を結んだ2人は、お互いの存在に反発し時には惹かれ合いながらも、邪悪の生き物達に華々しく立ち向かう!

…てな感じで無双してくれるコンビを超期待!してたんですよね〜〜〜ドラキュラが浜辺に出てきた時、いきなりヘリが来てたのもあれだけど、陸地でやたらと煙が上がってるように見えたから、人間の世界が終末を迎える直前のようなハードな時代設定を期待してたんですが、何の変哲も無い現代でした。ガッカリだよ!!!

ま〜そこまでやったら「Supernatural」とかと大して変わらんってことになりそうですが…。でなけりゃ現代じゃなくて昔の時代のままもっと沢山エピソードやったほうがよかったんじゃないかな〜〜〜。でもそのほうが予算がかかるのかしら…。

なんとなくね、最初の二話はのびのび作ったけど、三話はシーズン2が作れるのか、それともこのまま打ち切りになるのか、ビクビクしながら守りに徹しすぎちゃったって感じがしますね。シーズン2ありきならあれでも良かったと思うけど。とにかく本当に終わりが唐突すぎたのもびっくりしちゃった…。



というわけで超久々に1993年版フランシス・コッポラ監督の「Dracula」が観たくなりました。ゲイリー・オールドマンがドラキュラって結構ヘンテコな配役ですよね…。今まで映画化されたドラキュラでこのドラキュラがかっこいい!って思った配役って見たことないんですけど、世間一般ではああいうのがセクシーイケメンなんでしょうかね。
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