ASIAの独り言

在米ジョミブル者の独り言。全て自己責任でお読み下さい。
愛の妄想劇場・吸血鬼じょみさんと狼男ブルー様の続き
この間の吸血鬼ジョミブル妄想劇場で、じょみさんが吸血鬼の場合編をいろいろ練り直してたんですよ。しかしねどうもこうもうまくいかないのです。一番自分的にえちだなぁと思うシチュエーションは、ハンターなブルーが吸血鬼シン様を狩りにやってきて返り討ちに遭い、いやらしいことたっぷりされちゃうっていうのが一番萌えるんですが、それだとこの二人だとどうも違和感ありありなんですよ。で、その違和感の正体を突き詰めて考えてみたんですけど、一番のガンがね、ジョミブルにおける二人称なんですよね。そんなに力のある吸血鬼がどうしてハンター風情を「貴方」と呼ぶのかっていうあたりが上手く説明できなくてですね、上手く収まらないんです。かみ合わない設定とかは全然平気なんだけど、二人の間の力のバランスだけは徹底的にこだわりたいのですよね。

で、こね回してどうにもこうにも綺麗に収まらなかったので、まああまり好みなシチュエーションじゃなかったんですが、前回の狼男ブルーのエピソードを更にちょっとヘンテコな方向に広げてみました。じょみさんと他の人のアレな場面があったりしますので心の広い方だけお読みくださいませ。今朝の通勤は狼男ブルーの妄想で終わったよ!(笑)
↓長くなったので畳みます…。
いまいち力関係的に気が乗らなかった狼男ブルー編なんですが、それなら逆にえちなシチュエーションにこだわらず、いっそのことベッタベタなドラマにしようかなと。国際結婚…(笑)じゃなくて異文化を乗り越える二人って感じに焦点を当ててみるのはどうかなって考えたんです。

でね、大前提として、吸血鬼一族っていうのは物凄く倫理観が無くて単純に弱肉強食で肉欲に物凄く奔放なイキモノってことにするのはどうかなって。仲間意識なんかは凄く低いんだけれども、近親婚・同性愛・共食いなんか日常茶飯事で誰もなんとも思わないのね。えちなんかも乱交当たり前だし、自分達よりも弱い生き物なんか襲ってオカして喰っちゃうなんて全然平気な一族なわけですよ。で、仲間意識としてはどちらかというと猫族…ライオンみたいな。それなりの地位にあるものはそれぞれ離れたところに自分の居城を持っていて、あんまり群れたりしないんです。でも会ったりするときは平気で乱交とかね。そういうイキモノなんです。

逆に狼一族は誇り高く気高く、群れとして集落で暮らしている生き物なんですね。勿論配偶者を見つけるまでは貞操を守り、一度伴侶を得れば相手が死ぬまで一生添い遂げます。遊びでえちなんてとんでもない。そして狼には詳しくないのでここは犬の習性を狼に応用。犬というのはもともと群れて生きる生き物で、同じ種族である犬が近くに生息していない場合、ヤギでも猫でも馬でも、他の種族の生き物とでも群れを作って暮らすんだそうです。そして一族滅んでフィシスもいなくなった今、ブルーは物凄く孤独を感じています。

ちなみにこれらの習性は今回の設定のみのことで、ジョミブル種族が反対になった妄想ならばまた改めて設定が変わると思いますが。

で、ブルーは群れから外れて暮らしてはいましたが、実は300年も生きていてかなり力と位のある狼で、人狼というよりは既に神狼の域にまで達するかという実は凄い狼なのです(だからチンピラ吸血鬼などは一撃で仕留められる)。で、いきなり満身創痍の狼を連れて帰ったジョミーに皆少し驚くんですが、吸血鬼一族の受け止め方としては、大物の獲物を巡って吸血鬼同士が争い、ジョミーが勝って獲物を自分のものにした、それくらいにしか思わないんですね。チンピラレベルの吸血鬼ならともかく、ジョミーの一族は吸血鬼の中ではもっとも由緒正しい血統の一族で、それほど殺戮に飢えてもいなければ下等な吸血鬼どもが消されたところでなんとも思わないのです。なので力の強いものが獲物を奪い取るのは正当な権利であるわけで、ジョミーのやることには口を出しません。

連れて帰ったところはジョミーの居城なんですが、時々一族の吸血鬼が出入りしています。ジョミーの一族は結構従兄弟やらなんやら多いみたいです。窓には鉄格子がはまっており、扉にも別に鍵こそはかかっていませんが城の中には召使などの吸血鬼がうろうろしているし、居城周辺にはジョミーの結界が張ってあって、いかなブルーでも結界の中で変身したり力を使ったりなんてことはできないんです。その上、チンピラ吸血鬼どもとの戦いで銀を使った武器を使われ、銀の毒でブルーは結構弱ってしまっているのでどちらにしても逃げ出すことなどできません。大出血で傷口も銀の毒で腐りかけていたのですが、そこはジョミーがひとつひとつとりあえず傷口だけは塞いでくれました。毒にやられたところはまだまだ完治するのに時間がかかりますが、とりあえず出血を止める力をジョミーは持っています。銀の毒で弱ったブルーから血を吸うのは命取りなので、ジョミーは既に流れている血を舐めることで我慢していますが、ブルーほど力のある狼は、その体から発される香りや液体の全てがジョミーにとっては芳しい香りにカクテルって感じなのであります。

狼が他者を舐めるときは愛情表現であることが多いのですが、吸血鬼にとって舐めるという行為は「獲物を味わう」ということに他なりません。血を止めるという名目で体中を舐め回され、ブルーは体力低下も手伝ってすっかり息が上がってしまいます。

「良かった…これで傷は殆ど塞がりましたよ。銀の毒が消えるのにはまだ時間がかかると思いますが、とりあえずこれであとは貴方の回復を待つだけですね」
「も、もう傷は塞がったんだから、止めてくれないか…?」
「すみません、貴方の香りに酔ってしまって…」
「あっ!そ、そんなところに、傷なんか…っ、ひ、くっ」
「血は飲めませんから…せめてこれで我慢してあげます…ああ、でも素晴らしい香りだ…あなたの蜜はどんな味がするんでしょうね」
「君は一体何を言って…あ、あぁっ!く、放せっ!…くぅ…っ」
「ひょっとしてこんなことをするのは僕が初めてですか?光栄です…」
「当たり前だろう!こういう、ことは…あっ、伴侶とだけするものだ、んぅっ」
「伴侶…?それもいいかもしれませんね、貴方を僕の傍にずっと置いておけるなら」
「気でも…違ったのか!!あ、あぁ、な、何…っん、あ、あぁぁぁっ!!!」

吸血鬼は快楽に関してはエキスパートです。性に関しては潔癖なブルー様がかなうわけがありません。いつのまにか体内に指を差し込まれて一番感じる一点を突き上げられながら丁寧に舐めしゃぶられ、ブル~様はうながされるまま全身を震わせ、待ち構えるジョミーの口腔内に熱い蜜を吐き出してしまいます。300年生きてきて生まれて初めての出来事です。残念ながらブルー様の体力を鑑みて、ジョミーはブルーをそのまま抱くようなことはしません。

それは最初に血止めをした一度だけでその後ジョミーがブルー様に手を出すことはなく、ジョミーはブルー様に献身的な介護を行います。時にはブルー様と同じベッドに潜り込んで毒の後遺症に苦しむブルー様を抱きしめてくれたりします。群れる仲間がいなくなったことで孤独だったブルーは自然と自分の中にこの吸血鬼に対して情が湧いてくるのを自覚します。伴侶…異種族の伴侶をもつ狼など前代未聞です。しかし他に狼族が一人もいなくなってしまったこの地ではそういう生き方もあっても仕方ないかもしれない、などと色々考えてしまいます。

そんなこんなで日々は過ぎ、ある新月の夜、ジョミーの従兄弟達がジョミーの城を訪ねてきました。どうやらジョミーが「大物狼を獲物として連れ帰った」噂が耳に入り、興味が湧いたようです。しかしジョミーは従兄弟達にブルーを見せようとはしません。なんだケチだなあと従兄弟達は思うわけですが、やたらと頑固なジョミーに無理強いはしません。

普段はブルー様の居室に入り浸るジョミーですが、その晩はブルーを訪問しません。ジョミーがいつも身の回りにいることに慣れてしまったブルー様はなんとなく人寂しくなって、居室を出ると静まり返った城の中をジョミーを探して歩き回ります。どうも今晩は召使達も部屋に控えているようで、あまり人がいません。こうして一人で城の中を歩き回るのは初めてのブルー様ですが、ある部屋からジョミーの匂いを嗅ぎつけます。そちらの方向に行ってみると、同じ部屋の中から違う男の匂いがジョミーの匂いと一緒に漂ってくるではありませんか。物音を立てぬようにそっと扉を開けてみると、なんと中ではジョミーと黒髪の男(キース)のしっぽりただれた情事の真っ最中だったのです!

繰り返すようですが、吸血鬼にとってえちなど挨拶の延長のようなもので、血が繋がってても同性でも乱交でも平気なのです。乱れているというよりはそういう習性の生き物なんですねえ。受けも攻めもこだわりない種族なので当然両方します。ジョミーも勿論両刀です。キースが時折マツカやセルジュなど連れてくれば、4Pなんかも平気でします。

キースはジョミーが力があって美しい貴重な狼を手に入れたと聞いて、さっそく3Pをするつもりで(笑)遊びに来たんですが、ジョミーにブルーは今弱っているから手を出すなと言われたので仕方なく2P(笑)で妥協したんですね。というのは、ジョミーが今まで手に入れた獲物は他の吸血鬼と違って独り占めしないで好きに味見させてくれてたからなんです。飽きたら獲物をそのままくれたりとかね。しかしジョミーの今までの獲物と今回の狼との扱いとに随分差を感じたキースは、これは何かあるなと密かに考えています。キースは勘が鋭いのです。前回はキースをガンガン攻めたジョミーですが、今回はジョミーがえちそのものに気乗りがしないらしくてキースがジョミーを攻めています。一晩受け攻めクルクル変わることもあります。だって吸血鬼って(以下省略)

「…どうした、今日は随分上の空だな。」
「…別に…。」
「あの狼のことか。」
「まあね」
「銀の毒なら時間はかかるだろうが、回復したら是非味見させてもらいたいものだ。私も狼と寝るのは初めてだからな。それほどの大物ならばきっと素晴らしい体に違いない。」
「…そうだね…。」
「失礼な奴だな、狼のことばかり考えていないでこちらにも集中したらどうだ」
「…あっ!、ちょっと、やめろよ、まだ…ん、あぁっ」

真っ暗な部屋の中でドロドロとねっとりとぐろを巻くような情事の空気にすっかり当てられて、ブルーはショックでそっと扉を閉めて居室に逃げ帰ります。自分を抱きしめてくれた腕、全身舐め回されてイカされたあの唇と舌。それなのに、同じ体でジョミーが他の男と絡み合っていた情景が目に焼きついて離れません。物凄くショックを受けている自分に、自分はすっかりあの吸血鬼に情が移ってしまったことに気づいて二重にショックなブルーです。ブルーとて長年生きてきた狼、吸血鬼族の習性くらいは知識として知っていました。しかし、こうして目の前でそれを見せ付けられたのは知識とはまた違った生々しい現実でした。生涯ただ一人のみと添い遂げる狼族のブルーにとって、とうてい受け入れられることではありません。まるで胸が張り裂けそうです。何故こんなに辛いのか、ブルーは自分でも分かりません。

ブルーが一人でベッドの中で毛布に包まってパニックに耐えているところに、新たな障害がやってきます。まあ誰でも良かったんですがとりあえずトォニィで!トォニィは一族で一番年の若い吸血鬼で、力こそ強いですが他の一族の者達に比べてその幼さゆえ分別がありません。トォニィもジョミーがご執心という噂の狼を見にやってきたのに追い返されたわけですが、キースと違ってトォニィは諦めませんでした。

「ふぅん、アンタがグランパの新しいペット?結構綺麗じゃないか」
「誰だ君は!」
「いちいち騒ぐなよ、奴隷のくせに」
「奴隷だと?僕は…」
「グランパは優しいからね、オモチャはみんなに分けてくれるんだ。なのに今回はなんだかケチるから勝手にやらせてもらうよ」
「放せっ!!こんな…っ!!」
「…なんだ、よ、結構力が残ってるじゃないか、グランパったら全然躾けてないし…っ!」

ブルー様の物凄い抵抗に遭って手こずったトォニィは、あらかじめ念のためにと持ってきていた銀の弾がこめられた銃でブルー様の肩を打ち抜きます。ブルー様は既に銀の毒にやられているのでかなり体力を消耗しており、更に銀の弾丸を打ち込まれることは致命傷なのですが、トォニィは若いのでブルー様の状態が全然分かっていません。暴れる獲物は多少傷つけて体力を消耗させてからいたぶるように味わうのも吸血鬼の獲物の味わい方の一つです。繰り返すようですが、トォニィが悪いわけじゃなくてそれが吸血鬼の(以下省略)ただでさえ弱りきっていた体に銀の弾丸を打ち込まれ、ブルー様大量出血の上に物凄い激痛でのた打ち回ります。

そこに、銃声を聞きつけてジョミーがかけつけてきました。ジョミーはキースと絶賛合体中だったんですが、キースなんざ突き飛ばして飛んできたのです(笑)目の前にいるのは血を流して苦しみながらトォニィに組み敷かれているブルー様。今までの獲物として連れ帰ってきた者達には一度も感じたことのない独占欲でジョミーの全身が燃え上がります。

「トォニィ、何をしているんだ!ブルーから離れろ!今すぐにだ!!」
「なんだよ、ペットの味見して何が悪いんだ!いつもはさせてくれてるくせに!」
「ブルーはペットじゃない、僕の客人だ!」
「グランパ、おかしくなっちゃったんじゃないの?なんで奴隷なんか庇うんだよ!」

更に口を開こうとしたジョミーですが、その前にブルーが既に事の成り行きに耐えられなくなって心が張り裂けてしまったのです。銀の毒に全身を冒され、更に大量の血を失い、時はおりしも狼の魔力が一番低下する新月。しかしブルーの慟哭に任せた激情は、なんと、今まで誰にも破られた事のない、誰にも破れない筈のジョミーの城の結界を打ち破ったのです!城中を揺るがすような遠吠えと共に、傷から新たな鮮血を噴き出しながらブルー様は狼に変化します。そしてそのまま、鉄格子ごと城の窓を突き破って飛び出していってしまいました。

一瞬のうちに激怒にかられたジョミーによって壁に思い切り叩きつけられたトォニィです。繰り返すようですが、トォニィが悪人というわけじゃなくて彼はただ幼いだけで、吸血鬼の習性というのは以下略。しかしトォニィはジョミーの逆鱗に触れました。シン様モードになったジョミーを見てトォニィは心底震え上がります。ジョミーはもともとトォニィに甘くて、トォニィに対して声を荒げたことなど今までただ一度もなかったのです。しかし今ジョミーがトォニィに向けているのは、さすがは高貴な吸血鬼と思えるほどの冷たく残酷な色を湛えています。そこにあるのはまごう事なき殺意です。

「二度とブルーにそのような口を聞いてみろ、お前の命は無いものと思え。」

ジョミーはそのままブルー様を追って外へ飛び出します。そこにキースがやってきて、部屋の惨状と涙目でガクガク震えているトォニィを見、なるほどと大体の事情を察します(キースは察しが以下略)

「なんだよ…なんだよ…グランパ…」
「私は今夜中にこの城を引き上げる。トォニィ、貴様も荷物を纏めてジョミーが戻る前に自分の城へ帰れ」
「なんでだよっ!!僕は何も悪いことしてないのに!!」
「死にたいなら勝手にするがいい、だが奴はどうやらあの狼に本気だぞ」
「そんな…(メソメソ)」



一方、ブルー様は最後の力を振り絞って例の洞窟まで走ります。銀の毒に体力は失せていく一方で、気力だけでやっと辿り着きました。しかし例の秘密の脱出口は向こうから塞がれていました。それが狼一族の掟なのです。ひとたび一族の危機が訪れ、この脱出口を使う日が来たならば、更なる追っ手がかかることを防ぐために向こう側から一族に伝わる魔法で封印されてしまうのです。勿論一度封印された出口を再度開くことは不可能です。この抜け穴は、反対側に回れば目的地に着くというものではなく、狼一族にのみ伝わる魔法で遠くの地に繋がっており、その場所がどこかすらもブルー様には見当もつかないのです。ブルー様はこの土地で本当に一人ぼっちになってしまいました。もともと群れで暮らす狼にとってその心理的な打撃は計り知れません。

しかし、封印が施されているということは向こう側でフィシスが狼一族に無事に会えたという証拠です(目の見えないフィシスには呪文をどうこうすることはできないのです)そして塞がれた出入り口の前には、身を守るためにとフィシスに渡した銀の短剣と、フィシスが身につけていたブレスレットがきちんと並べておいてありました。自分は無事であるというフィシスからのせめてものメッセージです。二度と会えなくても、大事な妹はとにかく助かった…もうそれだけでブルー様は自分はもうどうなってもいいと思えるようになりました。しかし、吸血鬼の性奴隷と成り下がって数多くの相手に弄ばれながらただ命だけ生きながらえることは、誇り高い狼としてのブルーのプライドがどうしても許しません。

ブルー様はがくりと力の抜けた体で変化を解くと、フィシスの残した短剣を手にし、迷わず一気に自らの喉に突き立てます。いかにブルー様ほどの狼とはいえ、ただでさえ毒で弱っていた体で結界を破って変身することはとても体に負担のかかることです。その上新しい弾丸のせいで全身既に銀の毒が回っており、更に銀の短剣が体内に入ったことで、いかな300年生きてきた神狼といえどももうとても助かる見込みはありません。ゴボリと血を吐きながらブルー様はその場に倒れます。

そこへジョミーが駆けつけました!しかし目の前には息も絶え絶えの想い人。ジョミーはトォニィに組み敷かれているブルー様を見て、初めて吸血鬼らしからぬ想いをブルー様に自分が抱いていたことを自覚するのですが、その相手は今まさに命の灯火が消えようとしています。以前のように傷を塞いだだけではもうどうにもなりません。このまま死なせるしかないのか…?!いえ、もうひとつだけ、いわば禁じ手の方法があったのです!

ジョミーは自らの手首に牙を立てると、流れ出た自分の血を抱き上げたブルー様の口の中に注ぎ込みます。ブルー様がそれでも吐き出そうとすると、自らの唇でブルー様の唇を塞ぎ、無理矢理に飲み下させました。

吸血鬼が自らの血を他人に飲ませること、それは弱肉強食の吸血鬼にとっては命取りなことなのです。他者の血を吸ってその心身を支配する吸血鬼は、逆に他者の吸血鬼に血を吸われるとやはりその吸血鬼の好きなように支配下に置かれてしまうからです。一度相手の吸血鬼の血を飲めば、その力をも手中にすることができるのです。当然自ら進んで他人に自分の血を飲ませる吸血鬼などいませんし、チンピラ吸血鬼の間では知り合い同士で襲いあい血を吸った吸われた、ペットにされたなんて話は日常茶飯事です。しかしジョミーほどの血筋と実力を持つ吸血鬼となると、他者の血を飲んで支配することはあっても逆は殆ど例がありません。ブルー様は狼なので、吸血鬼が相手の血を吸ったときのような全く同じような反応は出ませんが、ジョミーの血を飲まされたことでジョミーの思考が包み隠さず全て読み取れることに気づきました。しかも、銀の毒の苦痛が大分和らいだようです。どうやらジョミーがブルーの苦痛を殆ど引き受けてくれたようなのです。苦痛に歪んだ顔で、ジョミーがブルーの肩に食い込んだ銀の弾丸を抜き取ってくれます。ついでに首と肩の傷を痛みに耐えながら塞いでくれました。出血は止まったものの、生きる意志のないブルー様の体はそのままでは黄泉の国に一直線です。

「ジョミー…もういいんだ、死なせてくれないか。僕は…誰かの奴隷として生きていくことに何の意味も見出せない…」
「ブルー、違うんです。僕は貴方を奴隷にしたいだなんて思っていないんだ」
「狼は…一人の相手としか添い遂げられない。だから、君達の生き方は僕には受け入れられないよ…どうしてもというなら、僕の意思を奪って何も考えられない人形にしてくれないか。それなら、耐えられる…君が他の者と閨を共にしても…」
「ブルー、僕は狼である貴方の気持ちに気づいていませんでした。許してください、もう他の誰とも寝ることはしません。吸血鬼なのにおかしいでしょう、僕は貴方以外誰も欲しくなくなってしまったんです。お願いです、僕と共に生きてくれませんか」
「言っている意味が…分かっているのか…」
「勿論です、僕の伴侶となってくれませんか、ブルー」

異種族を伴侶に持つ狼が例にないのと同じで、もともと伴侶という意識の薄い吸血鬼一族には、奴隷やペット、獲物以外で他種族の者を迎えることもまた例がないのです。幾ら吸血鬼一族の習性に疎い狼といえども、それくらいはブルー様も知っています。ジョミーの言葉はブルー様にとって到底信じられるものではありませんでしたが、血の絆を結んだジョミーはもうブルー様に嘘がつけません。偽りの無いジョミーの気持ちを感じ取ったブルー様は、少しだけ生きる希望を持ちました。

そしてその言葉通り、ブルー様を抱えて帰城したジョミーは、城内の客人達を全て追い出します。そして、あまり吸血鬼としての残虐性を持っていない、穏やかな者達だけを引き抜いて城に残しました。ハーレイ執事、部屋仕えのリオなどです(笑)ジョミーはシン様として成長し、シン様の力を分け与えられたブルー様と仲良く暮らすのです。もともと持っていた偉大なる狼の力に加え、シン様の力まで兼ね備えたブルー様をペットだのなんだのと見下げる者はもう今では吸血鬼の中にはいません。何度かちょっかいを出してきた下賎な者達は全てシン様の力によって排除されてしまったからです。ブルー様は今では高貴なシン一族の当主の正式な伴侶なのです。あ、ちなみにトォニィはその後ブルー様にごめんなさいと頭を下げて許してもらいました(笑)ブルー様は狼ですので血を吸われても吸血鬼化はせず、シン様は少量の血をブルー様から貰うだけで十分生きていけます。シン様は二度と他の者と体を繋ぐことはなく、ブルー様ただ一人と愛し合い幸せに暮らしました、めでたしめでたし。


…っていうお話を誰か書かないかなあと!(笑)ホラワタクシはやっぱりほのぼのかきなんですよ皆さん素っ裸で大股開きのじょみさんにダマされちゃいけませんヨ。

テラにハマってから通勤時間がとても楽しくなりました。マル。
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